2025.09.10

CARS

壮大な冒険心を呼び覚ます! ディフェンダーの特別仕様車「トロフィー・エディション」の日本独自スペック・モデルが登場

人気のアース・カラーで、しかも日本特別装備の限定車が現る。

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2025年6月にランドローバーが発表したディフェンダー・トロフィーは、かつての伝説的オフロード・チャレンジに連なるグローバル規模のアドベンチャー・コンペティションだ。そしてこの開催を記念し、日本市場のためだけに特別に仕立てられた限定モデルが誕生。それが「ディフェンダー・トロフィー・キュレーテッド・フォー・ジャパン」である。

日本市場向けのオリジナル装備


100台のみが販売されるこのモデルは、単なる特別仕様車にとどまらず、いわばブランドの精神を体現するものといえる。



ベースとなるのは「ディフェンダー110 XダイナミックSE D350」。最高出力350psと最大トルク700Nmを発揮する、3リットル直列6気筒ディーゼル・ターボを搭載。このパワーユニットにはマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、環境性能と圧倒的な走破力を両立する。

さらに日本仕様ではアドバンスド・オフロード・パックやエア・サスペンション・パックを標準装備。オンオフを問わず、あらゆる地形に挑む力を宿している。



エクステリアは、ディフェンダーの冒険の歴史を象徴する2色を用意。1つは過去のチャレンジ・イベントのイメージ・カラーのオマージュとなる“ディープ・サンド・グロー・イエロー”。もう1つは英国の田園風景を思わせる“ケズィック・グリーン”だ。100台のうち、前者が70台、後者が30台販売される。どちらを選んでも、その存在感は街中でもオフロードでも強烈な印象を放つ。



エクステリアではトロフィー・エディション専用のデカールやエンブレム、ブラック・コントラスト・ボンネットを採用。さらにルーフ・ラックやレイズド・エア・インテーク、サイド・マウント・ギア・キャリアなど、冒険者のツールともいえる様々な装備が惜しみなく与えられている。足元を支えるのは20インチのグロス・ブラック・ホイールだ。実用性と精悍さと兼ね備えたディテールの数々が、このクルマが本気の道具であることを雄弁に語る。



インテリアに目を向ければ、エボニー・ウィンザー・レザーのシートが迎えてくれる。14ウェイの電動調整シートはヒーター/クーラー機能を備え、長距離の冒険でも快適さを確保。クリアサイト・インテリア・リアビュー・ミラー、ヘッドアップ・ディスプレイなどの運転支援装備も、日本独自の装備となる。

価格は1300万円。単なる移動のためのクルマではなく、所有者を未知の地平へと導く伴侶として考えれば、その価値はむしろ割安に映るかもしれない。



さらに特筆すべきは、この限定車がディフェンダー・トロフィーのコンペティションと密接に結びついている点だ。挑戦者は不屈の精神を持ち、地球規模の自然保護への情熱を備え、そして英語でのコミュニケーション能力や高い身体能力も求められる。まさに選ばれし者のみが参加できる試練の場である。世界中から集う冒険者たちと肩を並べるチャンスといえるだろう。こちらの参加受付は2025年9月16日までとなっている。日本代表を決める国内予選会は、11月に山梨県で実施の予定だ。

文=ENGINE編集部

(ENGINE Webオリジナル)

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