2025.09.25

CARS

この4輪の新作は一体いくらに?【ベース・モデルは約22万円】アストン・マーティンがベビー・カーとコラボレーション

このアストン・マーティンの新作の4輪モデルは一体いくらになる?

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ベビー・カーやベビー・チェア、チャイルド・シートなどで知られるイギリスのブランド、egg(エッグ)とアストン・マーティンがコラボレーション。高性能と育児という、一見すると異なる二つの世界が出会い、新たなラグジュアリーの形が産まれた。

産院から家へ、そしてどこへでも 赤ちゃんの最初の“旅”から常に一緒に


コラボレートしたストローラー(ベビー・カー)の名は「アストン・マーティン・エッグ3」。エッグは美しい造形と確かな技術で知られるベビー用品のブランドで、誕生以来“赤ちゃんの最初の旅”を安全かつ上質に演出してきた。一方、アストン・マーティンは、卓越したデザインとパフォーマンスでラグジュアリーGTの代名詞として世界中のファンを魅了してきた。両者が共通して持つのは、クラフツマンシップと革新、そして控えめでありながらも強烈な存在感だ。



今回のコラボレーション・モデルであるアストン・マーティン・エッグ3は、アストンのデザイン言語を巧みに取り入れている。



象徴的なキルティング・パターンはハイ・パワーなSUVのDBX707のインテリアを思わせる。ハニカム・デザインのホイールはヴァラーなどに着想を得たもの。中央のグラフィックはアストン各車のセンター・コンソールに鎮座するロータリー・コントロールを想起させる仕上がりだ。



カラー・バリエーションは3種類。アストンのレーシングDNAを纏ったアイコニックなグリーンは、ライムの差し色が走りの気配を漂わせる。残る二種類のグレーはヘリテージ調のヘリンボーン・ファブリックを使用し、クラシックな英国の雰囲気を纏う。明るいほうのグレーにはビター・チョコレート・レザーとマグネト・ブロンズのトリムが組み合わされるなど、アストンの、いわば無限のインテリアの世界を想起させる。いずれも、アストンのクルマたちのインテリアと同じ本革や、シリコン・ロゴの高級感ある仕上げなど、細部に至るまで徹底したこだわりが貫かれている。



ベースとなる「エッグ3」は、11種類のカラー・バリエーションを備え、生後6カ月の赤ちゃんから、体重が25kgになるまでをカバー。紫外線を98%カットするUPF50に対応した折り畳み式のキャノピーと、前向きまたは後向きのリクライニング・シートを備える。ハンド・バーの高さは99cmから111cmまで調整が可能。ハーネスは3点式で、赤ちゃんをすばやく簡単に載せ下ろしもできる。ホイールは3スポーク・タイプで、アストンとのコラボ品の20スポーク・タイプに比べるとだいぶシンプルだ。車両積載時など、簡単かつ非常にコンパクトに畳むことも可能である。

さらにエッグ3は、同社のチャイルド・シートと互換性があり、キャリア部分のみをこのシートと組み合わせることや、双子や兄弟のためのタンデム・シート・レイアウトにも対応している。アストン・バージョンがこれらのどこまで対応できるか詳細は不明だが、基本的にフレームやキャリア部分の形状が同じことから、多彩なオプションもおそらく使用は可能だろう。ちなみに、エッグ3のベース・モデルの価格は1079ポンド(約21万6000円)だ。



アストン・マーティン・エッグ3は、クルマの世界で培われたパフォーマンスと美意識を、育児という人生の新しいステージに持ち込んだ、ともいえる。愛車のキーと同じく、このベビー・カーを手にするのは“次なるライフ・スタイルへの移行”を意味する。人生に加わった新しい家族と過ごす日常に、アストン・マーティンは路上だけでなく歩道でも、そして赤ちゃんと連れて行くありとあらゆるところで、常に寄り添うことになるだろう。

発売は2025年第4四半期より、9月からは世界各地の限定販売店および公式サイトで予約受付をスタートする。

文=ENGINE編集部

(ENGINE Webオリジナル)

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