2025.11.08

CARS

29歳看護師の彼女が選んだのは、なんとイタ車並行モノのMT車 ASSOのエアクリと美響マフラーはお気に入り 

土屋さんが選んだのは、左ハンドルでマニュアルのコンパクトカー。しかも並行モノ!

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「土屋さんにはこれがあるよ」


現在の愛車、ロックスターとの出会いは思いがけないものだったとか。

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「白の500Cに乗って2年経ち、購入したディーラーに車検見積もりを依頼したらなんと30万円! 驚愕でした。その後の故障リスクも考えると、車検を通すか悩ましい。MTにも乗ってみたい気持ちがあったから、乗り換えも視野に調べはじめました。そのときたまたま見つけたのが、静岡の専門店にあった500のMT仕様(500S)。早速試乗させてもらい、店に戻ってきたとき、店長さんが“土屋さんにはこれがあるよ”と出してきたのがこのロックスターです。屋根が開いて、左ハンドルで、MTのチンク。これだー!」

現在の愛車、500C ROCKSTAR。

走行距離はわずか600kmの極上車。その店が新車で輸入、販売したクルマで、出処もはっきりしていた。

「それから気になって仕方なくて、もう3回くらい見に行きました。クルマを買うときにはお父さんの許可をもらわなきゃいけないと思っていたから、最後はお父さんを一緒に連れて。今はお父さんもよく乗っていて、気に入っているみたいです」

乗り換えてから3年半。前車も合わせると5年半、フィアット500Cとの生活を続けている土屋さんは、その魅力について次のように語る。

給排気はツイン・エア定番の、ASSOのエアクリと“美響マフラー”が気に入っています。ルームミラーはデジタルに、サイドミラーもブルーに変えました」(土屋さん)

「イタリア車だけど、乗れなくなって困るようなトラブルは今のところありません。でも、完璧じゃないところが好きなんです。ちょっとしたことは起こるけど、それが可愛らしい。また壊れたのかぁ、しょうがないなぁ! みたいになるところが良い(笑)。オーナーのコミュニティが広いのも心強いですね。ある程度のことなら、誰かしら仲間が知っていて教えてくれる。それも、このクルマに乗り続ける理由のひとつです」

土屋さんがドライブに出かけるときは、たいていいつも誰かと一緒だ。

「よく連れて行くのは愛犬の『うめ』と『てん』です。昔からドライブに行くのが大好きで、いつも決まって助手席に座ります。夏休みには妹と二人で草津を経由して静岡へ車中泊旅をしたこともあるけれど、妹のほうが途中でギブアップして、帰ってきてしまいました(笑)」

何より楽しそうに話す土屋さんが印象的だった。500Cは土屋さんにとって、日常を共にする相棒というだけでなく、家族や仲間との絆を深めるツールとしても、欠かせない存在になっていたのだ。

文=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=望月浩彦

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(ENGINE2025年11月号)

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