雑誌『エンジン』の大人気企画、「エンジン・ホット100ニューカーズ・ランキングス」。輸入車、日本車問わずいま買える新車の中から、46人の自動車ジャーナリストと編集部員に、エンジン・プレミアム・クラブ(EPC)会員も加わって、愛情を注げる100台を選んだ。
「いい・悪い」ではなく、「そのクルマにどれだけ大きな愛情を注げるか」、「身銭を切ってでも欲しいかどうか」、そして今年は選者個人の思いをより尊重して「マイパーソナルチョイス」も選考テーマに加えた。
今回の50位から41位のランキングには、アストン・マーティンが2台、フィアット500が2台とそれぞれランクインした。
はたしてクルマ好きの欲望のありかはどこなのか? エンジンウェブ未公開のベスト100台を一挙公開!
◆100位からチェックする場合はこちらから※購入可能な車両及びその本体価格は、2025年7月現在のものです。
50位 フィアット 500e

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
幌を開けて走ると静けさと滑らかさというEVならではの長所をより明確に実感できる。自我が薄まり風景に同化し平穏な気持ちに落ち着いていく。(金子浩久)
BEVの中でもセンスで語れる一台がこのフィアット500e。このクルマとともに暮らせたら、日々が心弾むものになるに違いない。(島崎七生人)
1970年の500Lと中古のツインエアが手元にあるから、電動チンクも並べたくなる。そもそもBEVとしての完成度はめちゃめちゃ高いし、走らせて楽しいし。(嶋田智之)
ひと目でそれとわかるデザインがこのフィアット500eの宝物。個人的には気軽にオープンエア・モータリングが楽しめるのも大きな魅力だ。(生方聡)
スネた表情があまりにキュートで、電気自動車に乗るハードルを乗り越えてでも「欲しい!」と思わせる。イタリアデザインがもつ底力を見せつけられた。(藤島知子)
49位 トヨタ・ランドクルーザー70
自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
加速する先進技術の躍進やEVの台頭は面白い一方で、時として疲れを感じることはありませんか? 厳選された最低限の先進技術を備え、素朴ながらも着実に基本性能がアップデートされた再々販の70。いまこそ欲しい!(佐藤玄)
登場から40年以上経っても、世界中のユーザーの声を聞き、構造やサイズを大きく変えなかった英断。それがもたらす古典的ながら、屈強な走破性に惚れた。(山田弘樹)
無くしてはいけない定番モデル。Gクラスやディフェンダーよりヘビーデューティで価格は激安の480万円。買ったらボロボロになるまで一生付き合えます!(塩澤則浩)
このクルマのレトロなカッコよさは何なんだ! 特にボンネットフードの凸凹感はカッコよすぎる! ディーゼルなので燃費もイイ。最高だ!(清水草一)
世界のどんな場所でも通用する超高性能安全靴のような存在、それを生まれ故郷の日本の道で堪能できるのは格別。唯一の欠点は供給体制か。(森口将之)
ランドクルーザー70のスタイリングは昭和生まれの私にとってストライク。こういうのにしれっと乗る爺さんはカッコイイと思う。(荒井寿彦)
良いとか悪いとかではなく完全な趣味のクルマ。ディーラーへ行ったが買えなかったのは残念に思っている。前時代的要素が今となっては新しく魅力的に思える。(九島辰也)
48位 メルセデス・ベンツ Eクラス

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
アウディA6オールロードクワトロなき後、最低地上高を運転席から選択可能なエアサスが下手なSUV顔負けの悪路走破力を発揮するオールテレインを選ぶ。(金子浩久)
Sクラスに勝るとも劣らない快適性は、完成度の高さを実感させてくれる。フード先端にマスコットがつくデザインのほうが好ましい。(島崎七生人)
国内販売価格は相当頑張ったと思われるが、走行性能や内装の質に一切の手抜きはなし! E300の優雅な走りは往年のメルセデスの気品を彷彿とさせる。(佐藤玄)
Eクラスで手に入るすべてに加え、十分な悪路走破性まで付いてくるオルテレほど全部載せの乗用車はない。あまりにもCOOLなので逆にHOT。(塩見智)
5年落ちの我がEクラス・オールテレインは、リッター17km走ってくれて実用上の不満は皆無。進化したインフォテインメントはじめ、新型はさらに魅力的。(田中誠司)
先進感を見せつけるインテリアに乗員全員の快適性をもたらし、ドライバーにはメルセデスならではの疲れ知らずのドライビングを提供してくれます。(斎藤慎輔)
モデル数が増加するなか、ぐるっとまわってEクラスの良さを実感。実用距離の長いディーゼルでカジュアルな装いのオールテレインがいまの気分。(藤野太一)
47位 アストン マーティン・ヴァンキッシュ

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
贅を尽くした意匠。V12の排気音は徹底的に調律されドライビングの喜びを称揚。豊潤で華麗な走り。電動化されていないことをむしろ逆手に取りながら内燃機関の魅力を解き放つ。最高の1台を買っておきたい向きに勧めたい至高の1台。(金子浩久)
もし切れる身銭が山ほどあったなら、ゲイドン発のV12に。芳醇なサウンド、溢れんばかりのチカラ、目眩くスピード。…… ダメモトだけどがんばろっと。(嶋田智之)
元阪神タイガースの鳥谷敬さん取材時に乗った。真横のスタイリングとダックテール風のリア・スタイルにひと目惚れ。終のクルマがアストンだったらステキ。(荒井寿彦)
英独のモデルはフツウ、赤が似合わないと思われている。それがどっこい、そう思われているからこそ似合う、というか新鮮だ。海外試乗会で見たヴァンキッシュの赤は猛烈に格好良かった。スポーツGTとしても優秀。中間加速には病みつきに。(西川淳)
大きなボディだけれど、すぐれた取り回し性。審美性高く、これぞ私たちが憧れてきたGTと、いまも思わせられる。(小川フミオ)
46位 マセラティ・グラントゥーリズモ

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
実用域での中間加速がスムースで日常使いしやすく、後席の座り心地も良いという「意外性」に魅力を感じる。スタイリングも非常に好み。(佐藤玄)
いつの時代もイタリアの上流生活ならではの華麗な世界を、クルマという形にして届けてくれる。それを極めるならやはりクーペがふさわしい。(森口将之)
優美さを放つクーペスタイリングとインテリアは魅力。それに見合う優雅な走り感を備えながら、豪快な動力性能と正確なハンドリングを堪能できます。(斎藤慎輔)
内燃機を積むラグジュアリーGTスポーツ、もう1つの最適解。気持ちいいネットゥーノV6、盤石なAWD、ちゃんと4人乗れる実用性、快適性は無敵。(藤原よしお)
とにかく低くてカッコよく、ハイテク・エンジンをしなやかなシャシーに積んだ欠点皆無のマセラティ。アバタもエクボ……という昔の常套句はまるで不要。(佐野弘宗)
こういうクルマをカッコよく乗りこなせる大人になりたいと思っていたら、いつの間にか還暦を過ぎておりましたわ。(山崎元裕)
圧倒的な速さと魅力的なエグゾースト・ノート、それに妖しいまでの美しさが絡み合って現れるマセラティの世界は、クルマ好きが行き着く桃源郷の一つだ。(村上政)