2025.10.23

CARS

ホンダ・ヴェゼルRS登場!まさかの全高マイナス45mmの荒技!!立体駐車場にも入る都市型コンパクトSUV

ホンダの人気コンパクトSUV、ヴェゼルにスポーティなRSグレードが追加された。そのキャッチフレーズは、アーバンスポーツ・ヴェゼル。

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よりダイナミックな走りと、ロー&ワイドなスタイリングを強調したスポーティなデザインを得たのに加えて、都市部に増えている立体駐車場にも対応する車高を実現したことにより、駐車場問題に悩む都市部のクルマ好きにも買いやすくなったのがポイントだ。

さらには、初代RSには設定がなかった4WDモデルが加わったことにより、降雪地域の需要にも対応しており、これまで以上に幅広い人たちにアピールするものになっている。







2021年にフルモデルチェンジして2代目となり、昨年にはマイナーチェンジも施されたヴェゼルだが、RSグレードは、これまで2代目には設定されていなかった。

それをここにきて投入してきたのは、昨年のマイチェンで、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」の出力が向上し、よりスポーティな走りができるモデルを求める声に応える準備が整ってきたことがあるようだ。

パワートレインはそのままに、RSには15mm低い専用のローダウン・サスペンションを採用。スプリングやダンパーの特性も、よりスポーティな設定に変更してある。

さらに、電動パワステのチューニングも専用の設定とすることで、高速道路では安定した走りを、ワインディング・ロードでは軽快な走りを楽しめるようになっている。

そしてなによりも、高さ制限1550mm以下となっているケースが多い機械式立体駐車場に入るようになったのは、都市部の住人にとっては大朗報だろう。これは15mmローダウンすると同時に、屋根の上に付いていたシャークフィン・アンテナをリア・ウインドウのガラスプリント・アンテナに変更して30mm下げたことによるもので、全高はこれまでのZグレードの1590mmより45mm低い1545mmとなっている。





外観上では、ブラックアウトされた専用のフロントグリルやドアミラー、前後バンパーを得たことにより、ひと目でロー&ワイドであることがわかる力強さとスタイリッシュさをあわせ持つデザインとなっている。赤いステッチやガーニッシュを採用した黒基調のインテリアも、スポーティで落ち着いた佇まいを持つ。

なによりも、これまでのヴェゼルとはちょっと違うスポーティでシックなデザインが、大都会のビルの谷間の中でも映えそうだ。





価格は、FFが374万8800円、4WDが396万8800円(税込み)。年間販売計画台数は月800台だが、すでに数週間で1415台と約2倍の先行受注を受けているというから、注目度は抜群である。

いったい、どんな走りを見せてくれるのか。試乗車が用意されたら、ぜひ乗ってみたい。

文=村上政(ENGINE編集部)


■HONDA VEZEL RS

駆動方式 フロント横置きエンジン+2電気モーター前輪駆動/4WD
全長×全幅×全高 4385×1790×1545mm
ホイールベース 2616mm
車両重量 1380kg(2WD)、1460kg(4WD)
エンジン形式  1.5リッター直列4気筒
エンジン最高出力 106ps/6000-6400rpm
エンジン最大トルク 127Nm/4500-5000rpm
電気モーター最高出力 131ps/4000-8000rpm
電気モーター最大トルク 253Nm/0-3500rpm
トランスミッション 電気式CVT
サスペンション(前) マクファーソン式ストラット/コイル
サスペンション(後) トーションビーム(4WDはド・ディオン式)/コイル
ブレーキ(前)通気冷却式ディスク、(後)ディスク
タイヤ(前後)225/50R18
車両本体価格(税込み)374万8800円(2WD)、396万8800円(4WD)

(ENGINE Webオリジナル)
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