2025.11.06

CARS

終わるまでに絶対に見ておきたいジャパン・モビリティ・ショー2025至極の3台 目に焼き付けておいて欲しい 

10月29日のプレスデーを皮切りに11月9日まで12日間の日程で開催されているジャパン・モビリティ・ショー2025(JMS2025)。今回は、来年登場予定の新型車をはじめ、ちょっと未来のクルマがけっこう多く、個人的には近年で一番見どころの多い回だと感じている。

是非とも実車で

そこで今回は、閉幕まで残りわずかとなったJMS2025で是非とも実車を見て、そして目に焼き付けておいて欲しい3台をピックアップしてみた。

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第3のセンチュリー

1台目はセンチュリーのクーペ。センチュリーのSUV同様、クーペモデルを示す固有の名称はなく、クーペも「センチュリー」が正式名称のようだ。

スライドドアとリアヒンジのリアドアを組み合わせた特徴的な助手席開口部やロングスライドを採り入れた助手席も見どころだが、やはり目に焼き付けておきたいのはスタイリング。しっかりと切り立ったフロントノーズ、そこを起点にリアまで続く厚みのあるサイドビューはセンチュリーの名に相応しい威風堂々した佇まいを持つ。その上に載せられたコンパクトでなだらかな曲線を持つキャビンがクーペらしい軽快感を演出。また、2段式のヘッドライトとテールライト、グリルの中央に配された鳳凰のエンブレムが紛うことなきセンチュリーであることを後押ししている。

今回、センチュリーがひとつのブランドとして確立することが豊田章男会長から明らかになったが、その中の1台としてクーペが登場するかどうかは定かではない。しかし見事実現した暁には、今回お披露目されたこのオレンジのまばゆいボディを思い出すにことになるだろう。


次期パジェロ!?

2台目は三菱エレバンス・コンセプト。アウトドア色の強い中型SUVのコンセプトモデルだ。正立したフロントエンド、水平なボンネットとルーフなど、SUVの正統派のようなスタリングはなかなか魅力的だ。

実は、別の記事でも紹介したとおり、エレバンス・コンセプト自体はまだまだショーカー然としたところが多数あるが、私はこのクルマが次期パジェロの雛型だと思っている。果たして、その通りになるか。そういった目で見ていただければ、さらに興味を持っていただけるに違いない。


本当にこうなるのか?

最後はこれまたトヨタ系で恐縮だが、カローラ・コンセプト。次のカローラなのか、それとも2代先のカローラなのかは明らかになっていないが、未来のカローラを表現したコンセプトモデルである。

今回のJMS2025には未来のデザインを表現したコンセプトが多数出展されていて、秀逸なモデルも少なくない。その中でなぜカローラを選んだのか? それはこれがカローラだからだ。こんな言い方をするとトヨタからお叱りを受けるかもしれないが、あのカローラがこんなにカッコよくなってしまうのかと心底驚いた。どうやらそう感じたのは私だけではないようで、会場をはじめSNSなどでもそのような声が多数聞かれる。

未来のカローラは、市場に合わせ、内燃機関、ハイブリッド、電気自動車=バッテリーEV、そして水素燃料モデルなど、多数のパワートレインに対応することを目指しているという。そんなパワートレインの多彩さももちろん興味深いが、やはり、一番の関心は、本当に未来のカローラはこのようでデザインになるのかだ。

その結果がどうなるかを判定するために、皆さんにもしっかりとカローラ・コンセプトを目に焼き付けておいてもらいたい。



文=新井一樹(ENGINE編集部)、写真=望月浩彦/トヨタ、三菱

(ENGINE Wevオリジナル)

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