2025.11.27

CARS

いよいよ「ルノー・カングー」の7人乗り&ロング版「グラン・カングー」が特別仕様車として上陸する!【まずはベージュ&黒バンパー】

まずは黒バンパー&ベージュ仕様が上陸する新型「ルノー・グラン・カングー」!(写真は2023年秋のカングー・ジャンボリーで来日した仕様)

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ルノー・ジャポンは以前カングー・ジャンボリーでお披露目していた新型「グラン・カングー」をいよいよ日本市場で2026年2月より発売する。

ついに待望のカングー・ロングが上陸!


この「グラン・カングー」は2+3+2の3列7座のシート・レイアウトを持つ従来の「カングー」のロング・バージョンだ。

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まずは黒バンパー&ベージュ仕様が上陸する新型「ルノー・グラン・カングー」!(写真は2023年のカングー・ジャンボリーにてお披露目された欧州仕様)。

まずは黒バンパー&ベージュ仕様が上陸する新型「ルノー・グラン・カングー」!(写真は欧州仕様車の写真を反転させたイメージ)。

ライバルともいえる「プジョー・リフター」&「シトロエン・ベルランゴ」&「フィアット・ドゥブロ」には「カングー」に先行して7座仕様の車両がすでに上陸しており、既存のルノー・オーナーやカングー・ファンから長い間上陸が待ち望まれていたもの。

まずは黒バンパー&ベージュ仕様が上陸する新型「ルノー・グラン・カングー」!(写真は欧州仕様車の写真を反転させたイメージ)。

この2列目、3列目のシートは独立しての前後スライドおよび、バックレストの前方向への折り畳みと、それぞれ単体での脱着が可能。

まずは黒バンパー&ベージュ仕様が上陸する新型「ルノー・グラン・カングー」!(写真は欧州仕様車の写真を反転させたイメージ)。
まずは黒バンパー&ベージュ仕様が上陸する新型「ルノー・グラン・カングー」!(写真は欧州仕様車の写真を反転させたイメージ)。

5脚分を取り外し、2人乗車仕様とした際は、広大な荷室スペースを確保することができる。

7座仕様となる「グラン・カングー」の日本仕様のトピックとしては、リア・ハッチを欧州仕様で一般的な跳ね上げ型ではなく、従来の日本仕様の「カングー」と同じ、観音開き型のダブル・バック・ドアとしていることだ。

先日公開されたオプションの「デコ・パネル」。写真は5座仕様。

「グラン・カングー」は既存の5座仕様よりも全長が伸びた分、リア・ハッチが跳ね上げ型だと開閉時は非常に長いスペースが必要になるが、ダブル・バック・ドアならば、より狭い空間でも開け閉めが可能となる。日本市場の使用環境に配慮した、とてもありがたい組み合わせといえるし、先日5座仕様用に発表されたダブル・バック・ドアの裏側を飾る“カングー・デコ・パネル”も装着することができるはずだ。

パワーユニットは1.3リットルのガソリン・エンジンと7段の2ペダル・デュアルクラッチ式自動MTのみで、ディーゼルやマニュアル・トランスミッションの設定は現時点ではない。ただし泥道など悪路の滑りやすいシーンでの運転をサポートする“エクステンデッド・グリップ”とオールシーズン・タイヤを装備する。

「グラン・カングー」の日本仕様がカングー・ファンにとって嬉しい点はもう1つある。今回の「グラン・カングー」は特別仕様車としての上陸で、ボディ・カラーはブラック・バンパーとベージュ・サハラの組み合わせとなるという。先のマイナーチェンジとともに販売を終了してしまったブラック・バンパーの復活、というわけだ。

ボディ同色のバンパーが一般的となった現代だからこそ、クラシカルかつ、実用車たるカングーにとてもフィットした黒いバンパーによるデュオ・トーンの塗り分けは、ロング・ボディと相まってより目を惹く存在となるだろう。

まずは黒バンパー&ベージュ仕様が上陸する新型「ルノー・グラン・カングー」!(写真は欧州仕様車)。

価格など詳細については、2026年1月中に発表となる。現行のガソリン・エンジンを搭載したスタンダードの「カングー」のプライスが419万円となっていることを考えると、少しでも安価な値つけとなることを期待したいが、これだけ凝った仕様だとなかなか難しいかもしれない。また今回は特別仕様車ということなので、台数にも制限がある可能性がある。

ぜひより手頃な価格と、特別仕様車に続く「グラン・カングー」カタログ・モデルの導入を期待したいところだ。

文=上田純一郎(本誌)

(ENGINE Webオリジナル)
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