2025.12.13

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初代NSXからスタート!旧型スポーツカーを蘇らせるホンダ公式サービス誕生【2026年4月開始】「Honda Heritage Works(ホンダ・ヘリテージ・ワークス)」

初代NSXから始まる「ホンダ・ヘリテージ・ワークス」

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ホンダは、旧型スポーツタイプの車種を対象に、販売終了となった部品の復刻供給とレストアを施す新たなヘリテージサービス「Honda Heritage Works(ホンダ・ヘリテージ・ワークス)」を2026年4月1日に開始することを発表した。

初代NSXから他のスポーツモデルに派生する予定!タイプRシリーズの供給も始まる可能性がある?!

ホンダ・ヘリテージ・ワークスは、販売終了となった一部の純正部品を復刻し、新たに供給する「Honda Heritage Parts(ホンダ・ヘリテージ・パーツ)」と、その部品を一部に活用した新たなレストアサービス「Honda Restoration Service(ホンダ・レストレーション・サービス)」の2つで構成されている。



いずれも初代NSXを対象にサービスを開始し、将来的には他の旧型スポーツタイプの車種にも対象を広げていく予定だ。



なお、2026年4月のサービス開始に先立ち、2025年12月12日からホンダ・ヘリテージ・ワークスの公式ウェブサイトを公開している。公式サイトでは、サービス開始に向けて価格やサービス内容などの詳細情報を順次公開していく予定だ。

ホンダ・ヘリテージ・ワークスの概要



ホンダ・ヘリテージ・ワークスは、先述したとおり「ホンダ・ヘリテージ・パーツ」と「ホンダ・レストレーション・サービス」の2つから構成されている。それぞれの概要は次のとおりだ。

Honda Heritage Parts(ホンダ・ヘリテージ・パーツ)

ホンダは、取引先と協力体制を構築し、技術の進化や新たな材料・製法の採用により、販売終了となっていた部品を新たに「純正互換部品」として再開発。これを「ホンダ・ヘリテージ・パーツ」として供給する。また、最新技術で復刻したパーツのほかに、当時と同様の材料および製法で再生産する「純正復刻部品」も販売される。



ホンダ・ヘリテージ・パーツは、全国の正規販売店を通じてオーダーができ、2026年4月のサービス開始に合わせて受付を開始する予定だ。

取り扱い部品については、ホンダ・ヘリテージ・ワークス公式ウェブサイトで順次更新される。

Honda Restoration Service(ホンダ・レストレーション・サービス)

ホンダは、1993年から初代NSXを対象とした「NSXリフレッシュプラン」を提供してきたが、ホンダ・ヘリテージ・ワークスのサービス開始にあわせて、ホンダ・ヘリテージ・パーツも活用して復元する、新たなレストアサービス「Honda Restoration Service(ホンダ・レストレーション・サービス)」をスタートさせる。



サービスの開始にあわせて、初代NSX誕生の地であり、NSXリフレッシュプランを運営してきた栃木県高根沢の施工工場の名称を、“リフレッシュセンター”から“ホンダ・ヘリテージ・ワークス高根沢”に改称。ホンダにしかできない本格的なレストアサービスを提供していく。



サービスメニューは、エンジンやサスペンション関連など、要望の多い運動性能に関わる項目をパッケージ化した「基本レストア」と、これに加えて外装・内装の施工や個体のコンディションに応じた総合的な作業を施す「トータルレストア」の2種類。



2026年1月上旬から初代NSX(NA1-100型)を対象に、全国の正規販売店を通じて申し込みを受け付け、4月より施工を開始する。

申し込み方法や価格などの詳細については、1月上旬にホンダ・ヘリテージ・ワークス公式ウェブサイトに掲載される。なお、新たなレストアサービスの開始に伴い、1993年から提供されてきたNSXリフレッシュプランは、2025年8月末をもって受付を終了した。

NSXを皮切りにシビックやインテグラなどのパーツやレストアが提供されるかも?!



ホンダが2026年4月から開始するホンダ・ヘリテージ・ワークスは、初代NSXから始まり、取り扱い車種のバリエーションを広げていく予定だ。今後、シビックやインテグラなど、タイプRが設定されていたモデルに展開される可能性が高いだろう。今後、公式サイトで更新される情報にも注目だ。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)
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