メルセデス・ベンツ日本は特別仕様車「AMG G63オフロード・プロ・エディション」を発売した。
ワイルド&シックで左右ハンドル位置も選択可能なゲレンデヴァーゲンが登場!
AMG G63のベースとなるGクラスはクロスカントリー・ヴィークルとして誕生して以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのまま、常に最適なパワートレインや装備を加えながら進化を続けてきた。2018年には、Gクラスの長い歴史の中で最も大幅に改良が施され、オンロードおよびオフロードにおいて最適なパフォーマンスを発揮する究極のオフローダーとして生まれ変わった。

2024年登場の現行Gクラスも、受け継がれてきたDNAはそのまま、パワートレインの電動化、新世代の運転支援機能の搭載やインターフェイスのデジタル化などでさらなる進化を遂げた。また、特徴的なボディ形状はそのまま、空力特性や静粛性向上も実現している。

今回の「AMG G63オフロード・プロ・エディション」にはオフローダーのアイコンであるGクラスならではの特別装備を採用。
なかでも目を引くのは、AMG G63として日本で初めて採用した「AMGオフロード・パッケージ・プロ」のプロフェッショナル仕様のルーフ・ラゲッジとスペアタイヤ・ホルダーだ。黒く存在感を放つルーフ・ラゲッジには、リア・パネルに伸びる同色のラダーを装備。

リア・ゲートに備わるスペア・タイヤには、通常モデルではタイヤ全体を覆うカバーが設置されているのに対し、本モデルではタイヤの中央部分のみを覆うタイヤ・ホルダーを装備する。
黒を纏うこれらのアイテムにあわせ、ボディ・カラーも特別なマット・ペイントである“マニュファクチャー・ダーク・オリーブ・マグノ”と、“マニュファクチャー・プラチナム・マグノ”の2色を設定。

足元もこのモデル限定となる20インチ・ホイールを装着。これはマット・ブラック仕上げの5ツイン・スポーク・タイプで、リム・フランジには切削加工も施される。また前後のスリー・ポインテッド・スターを含む各部がブラック・パーツとなる“AMGエクステリア・ナイト・パッケージII”に加え、ブレーキ・キャリパーなども黒となっており、エクステリア全体の印象を引き締めている。

インテリアは、ボディ・カラーに合わせ2色のナッパ・レザー・シートを用意。ダーク・オリーブの外装には、ベージュとブラックのコントラストが楽しめる“マニュファクチャー・カタラーナ・ベージュ/ブラック”を、もういっぽうのプラチナム・マグノの外装には、ダーク・カラーでまとめた“マニュファクチャー・チタニウム・グレー/ブラック”という組み合わせとなる。

加えてダッシュボードやルーフ・ハンドルにも上質なナッパ・レザーやウッド素材もふんだんに取り入れている。上質な室内空間を演出するオープン・ポア・ブラック・アッシュ・ウッドのインテリア・トリムや、ラゲッジ・スペース床面がウッド張りとなるチェリー・ウッドのラゲッジ・フロアなどが見所だ。
パワーユニットはAMGの聖地たる独アファルターバッハにて「One Man,One Engine」の原則に則って製造される、最高出力585ps、最大トルク850Nmを発揮する4リットルV8ツインターボ・エンジンを搭載。さらに統合型スターター・ジェネレーターと48Vハイブリッド・システムを組み合わせることで、パワーと効率を大きく高め、0-100km/h加速はわずか4.4秒をマークする。

販売台数は150台限定で、内訳は外装ダーク・オリーブ・マグノ&内装カタラーナ・ベージュ/ブラックが75台(左ハンドル30台+右ハンドル45台)、外装プラチナム・マグノ&内装チタニウム・グレー/ブラックが75台(左ハンドル30台+右ハンドル45台)。価格はいずれも3445万円。
文=ENGINE編集部
(ENGINE Webオリジナル)