2026.04.04

CARS

23歳の大学生が手に入れた"アガリ"のクルマ V6とツインスパークの2台持ち トランスアクスル・アルファ好きは父親ゆずりだった

免許を取ってからアルファ・ロメオにしか乗っていないという長田知己さん。

全ての画像を見る
免許を取ってからアルファ・ロメオにしか乗っていないという長田知己さんは23歳の大学4年生。自身よりも10歳も21歳も年上のアルファ・ロメオを愛する彼は、早くも“アガリ” のクルマを手に入れた。

生粋のアルフィスタ

「アルフィスタ」と呼ばれるアルファ・ロメオ好きにも、様々な流派がある。その中でも1981年型のGTV6 2.5と1992年型の75ツインスパークという、2台のトランスアクスル・モデルを所有する長田知己さんは、かなりエッジの効いたアルフィスタといえるだろう。しかも驚くべきことに、まだ23歳の大学生だというのだ!

advertisement


「サーキットにもって行く機会も多いと思うので、もう一度ロールケージ入れてもいいかなと思ってます」

「子供の頃、周りが“きかんしゃトーマス”を見てる時に、僕は“ベスモ”しか見ていなかった。そういう意味では上手に洗脳されましたね」

と笑う長田さんだが、実はお父様もクルマ好き。しかも筋金入りのアルフィスタで、75も直に譲り受けたものだという。

「物心ついた時からアルファがありました。父もトランスアクスル好きでSZ(ES30型)があったこともあります。この75は大沢モノのディーラー車で、12年くらい前から父が乗っていたものです。その後しばらく寝ていましたが、私が乗ると決めていたから、3年前に起こしました」

三つ子の魂百までとは、まさにこのことだろう。親子2代で世話になっているという行きつけのメインテナンス・ガレージで路上復帰を果たした75だが、その完成を待てなかった長田さんは5万円で147 1.6TSの5段MTを手に入れてアルファ・ライフをスタートさせた。

親子2代にわたって引き継がれる長田さんの75ツインスパーク。

「免許をとってからはアルファ・ロメオにしか乗っていないです(笑)。75を仕上げている間の3~4ヶ月くらいでしたが、どこでも全開にできるのですごく楽しかった」

長田さんの75は、塗装にこそ一部クリアが剥がれている部分があるものの、ボディ自体はしっかりとしており、ファブリックのシート、トリムを含め内装の状態もいい。そしてノーズに収まる2リッター直4DOHCツインスパーク・ユニットも綺麗に回り、整備が行き届いている様子が窺えた。



「GTV6の世代に比べるとボディが丈夫ですね。実はもう1台のGTV6の前オーナーも我が家と同じショップに通っていて、父とは30年来の付き合いなのですが、本業が電気屋さんで75のコンピュータを書き換えていてくれたんです。そのセッティングのデータによると、圧縮も変わっているらしくてノーマルよりもだいぶ元気がいいんです」

長田さんは75でサーキット走行を含めて文字通り日本中をガンガン走り回った。当然、その過程で様々な“洗礼”も受けたという。

「押し掛けなんて何度もやってます。スターターが壊れたままサーキット行ったり、スイッチが壊れてライトが消えなくなったり。あと兵庫の日本海側まで走って行った時は、漁港で燃料ポンプからガソリン漏れちゃって。トランクの中に新品があったのでその場で付け替えて難を逃れましたが、あれはさすがに焦りました」

現在の走行距離は17万kmとは思えないほど、機関も内装もコンディションは抜群。

そうした心得があるのも、長田さんは大学で理工学部に在籍しながら学生フォーミュラのサークルに設計者兼ドライバーとして参加。卒業後は自動車業界に進むエンジニアの卵であるからだ。

「壊れて直すのもカーライフの楽しみ。お店とパーツがあれば困らないですしね。壊れてもショップが静岡にあるので、直ったら東京まで200kmのドライブができますから!」

なんとも頼もしいポジティブ・シンキングである。

advertisement



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement