2026.03.18

CARS

やっぱり電気自動車だけじゃない? アルピーヌの次世代プラットフォームは内燃エンジンにも対応?「A110スパイダー」や2+2の「310」も計画中なのか

いよいよ次世代アルピーヌのシャシーが公開! 気になるその中身とは?

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希代の名車・現行「A110」の生産終了を今夏としているアルピーヌが、次世代モデルの基盤となる“アルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム(APP)”の詳細を公表した。

競合、つまりは「ポルシェ・ボクスター/ケイマン」を凌ぐ性能を実現する?


この純電動スポーツカー用プラットフォームは、さまざまなボディ・スタイルに適応できるという。今回は現行「A110」にも似たクーペ・ボディを乗せた仕様の画像が公開されたが、それだけでなくオープン・ボディの「スパイダー」や「2+2」も追加する計画があるのだとか。

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先進的なアルミ構造体は、接着とリベットにより接合され、優れたアジリティを産む軽量さと、高い剛性、効率に優れたモジュラー性を備える。アルピーヌのDNAを受け継ぐ純電動スポーツカーは、競合する内燃エンジン搭載モデルのトップランカーをも凌ぐ性能を実現すると、アルピーヌでは豪語する。

サスペンションはフル・アルミで、ブレーキと操舵のシステムは統合制御。パワートレインは2モーターを用いる3in1スタイルのeアクスルで、SiCインバーターの採用で素早いコントロールを実現する。

プラットフォームの頭脳というべきECUは、アルピーヌ・ダイナミック・モデル(ADM)ECUと銘打ったもの。バッテリーからモーター、ブレーキやステアリング、アクティブ・エアロに至るまで、すべてのシステムをシームレスに統合制御する。



注目したいのはバッテリーだ。800Vシステムにより充電時間を短縮し、高いエネルギー密度が重量軽減に寄与するというそれは、ふたつのパックに分けて車体の前後に搭載される。一般的なBEVのような床下搭載式ではないレイアウトは、40:60というスポーツカーに適した前後重量配分を実現する狙いがある。

その写真を見ると、前後の車軸線上に黒いボックスが配置されており、これがバッテリーだと思われる。しかし、その搭載スペースは、そのままエンジン・ルームとしても使えるのではないかと思われる容積と形状を備えている。とくにリア側は、現行A110のエンジン・ルームと位置もサイズもかなり近い。



また、アルピーヌはルノー・グループが掲げる中期計画のfutuREady(フューチャレディ)に欠かせないブランドであるとされるが、このプランは欧州の電気自動車へのシフト見直しを踏まえたもの。レンジ・エクステンダーにも対応する電動化プラットフォームや、ICE/ハイブリッド/電気自動車すべての設定を想定した新型車などを提案している。APPが内燃エンジン搭載も想定しているとの推測も、あながち的外れではないだろう。



これらを踏まえ、また内燃エンジン車への待望論が根強いことも考えると、次期「A110」は純電気自動車だけでなく、純内燃エンジンもしくはハイブリッドの併売も望みがありそう。ディエップの英断が期待される。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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