2026.03.30

CARS

フランス車的な包容力に満ちた乗り心地は指名買いの価値あり|「DS 4リヴォリE-テンス」に渡辺敏史ら2人のモータージャーナリストが試乗

藤野太一さん、渡辺敏史さんが試乗した「DS 4リヴォリE-テンス」

全ての画像を見る
毎年恒例「エンジン・ガイシャ大試乗会」、2026年もやります! 大磯プリンスホテルの大駐車場に総勢33台の輸入車を一挙に集め、33人のモータージャーナリストがまる一日かけてイッキ乗り! 2026年上半期イチオシの各ニューモデルにそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開。

advertisement


今回はDS 4リヴォリE-テンスに試乗した藤野太一さん、渡辺敏史さんのリポートをお送りする。

>>>小沢コージさん、九島辰也さん、田中誠司さんのリポートはこちら<<<

「かつてのフランス車っぽい」藤野太一

いわゆるCセグメントのハッチバックだが、現行ラインナップにおいてライバルをみわたして、個人的にはもっともスタイリッシュで高級なモデルだと感じる。



こまかなスイッチ類のひとつひとつまで専用デザインのものが使われており、DSが得意とするのはクル・ド・パリと呼ぶ文様だが、助手席に座るTSさんは「いわゆるギョーシェ彫りですよね」とさらりと指摘する。腕時計の文字盤などに用いられる技術だが、「クルマ、時計、そしてカメラも、いわゆるかつての男の三種の神器は全部好きなんです」と笑う。



1.6リッターエンジンをベースにしたPHEVとしての出来のよさはもちろんだが、TSさんはその乗り心地のよさをいたく気にいったようだ。以前はBXやCXにも乗っていたことがあるという。隠し味の路面の凹凸をよむ「DSアクティブ・スキャン・サスペンション」が効いているのだろう。いまはスーパーカー2台体制というが、シートの座り心地や乗り心地に「かつてのフランス車っぽさを思い出します」と懐かしそうだった。

「ライド・フィールだけで指名買い」渡辺敏史

シトロエンから派生したDSは、今やフランスを代表するプレミアムとして、大統領専用車も供給するブランドだ。日本での展開は4モデルだが、そのセンターに位置するのが、Cセグメント級のクロスオーバー調ハッチバックとなるDS 4となると内装は外観以上にアバンギャルドなデザインだが、マテリアルのクオリティは高く、レザーの鞣しやステッチワークといった処理にも小さな高級車としての気遣いが伺える。



パワートレインはPHEVとディーゼルの2種類が用意されるが、WLTPモードで50km以上電気のみで走れる取材車のPHEVは、モーターの押し出しよる力感や静粛性の面で、DSブランドに現代的な魅力をもたらしているといえそうだ。



DS 4はハイテク装備も充実しており、前方のサーフェスをスキャンしてダンピングをフォワード制御する仕組みなども採り入れているが、それ以前にデフォルトの減衰感がなんともまろやかでフランス車的な包容力に満ちている。このライド・フィールだけでも指名買いする理由になり得るだろう。



■DS 4リヴォリE-テンス

DSの中核となるのがDS 4。MHEVのフェイスリフト版N°4上陸も予告されているが、試乗車は最高出力/最大トルクが225ps/360Nmの1.6リッター 4気筒ターボ+モーターを搭載し8段ATを介し前輪を駆動するPHEV。全長×全幅×全高は4415×1830×1495mm。軸距は2680mm。車重は1470kg。価格は697万6000円。

写真=小林俊樹/神村聖/望月浩彦/茂呂幸正

(ENGINE2026年4月号)

advertisement



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement