2026.04.04

CARS

スタイリッシュな新型ノーズを採用した新型フェアレディZがデビュー まずは北米市場に2027年モデルとして投入

日産Zの20727年モデルはフロントバンパー形状を刷新

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日産は「フェアレディZ」の北米バージョンである「日産Z」の2027年モデルをアメリカで発表した。東京オートサロン2026で発表したニスモのMT追加以外にも、大きな変更が加えられている。

第4の顔


それは標準仕様のフロントデザイン。フロントバンパー形状を刷新した。ちなみに、現行型フェアレディZにはすでに、従来型、ニスモ、オプションのカスタマイズド・エディションという3種類の異なる意匠のフロントマスクが用意されていたので、新型の標準仕様は第4の顔を持つモデルとなる。


クラシカルなデザイン


標準車となる「スポーツ」と「パフォーマンス」に与えられた新しい顔は、すでにオートサロンのときに写真で公開されていたが、グリル中央にボディ同色の横バーを加えることで、S30型初代フェアレディZを思わせるクラシックなデザイン。見た目が変わるだけでなく、冷却や空力の性能向上も図られている。ノーズのエンブレムが、日産ロゴからZ専用バッジに置き換えられたのも、ファンの心をくすぐるポイントだ。

ボディカラーには、新色のシンカイ・グリーン・パール・メタリックを設定。S30のグリーン系カラーをイメージした色で、スーパー・ブラックのルーフを組み合わせる。


新ホイールと新内装色


中間グレードのパフォーマンスには、切削加工リムにブラックのスポークを組み合わせた新デザインの鍛造19インチホイールを採用。インテリアにはタン色をオプション設定した。

太径のモノチューブ・ダンパーにより、振動の減衰を改善し、スムーズな乗り心地と一貫性があり予測しやすいハンドリングを実現したという。


エンジン特性も見直し


また、オートサロンで発表し、実車も展示されたニスモの6段MTもアメリカ仕様にも追加された。これまで標準車のMTではトルクの容量が不足しているため、ニスモへの設定が見送られてきたが、各部を強化することで搭載を可能にした。標準車からレバーレシオも変更。よりストロークを短くすることで、素早くソリッドなフィールのシフト・チェンジを可能にしたという。

あわせて、クラッチもエクセディ製のアップグレード版に変更。エンジンはスロットルと点火タイミングに手を加え、アグレッシブでシャープなスロットル・レスポンスと持続性のあるトルクデリバリーを実現している。アクティブ・サウンド・エンハウンサーとアクティブ・ノイズ・キャンセラーも専用チューンを施し、スポーツモードではさらに強調した吸排気音を聞かせる。


8.6kg軽いブレーキ


フロント・ブレーキは、GT-R由来の新型ローターを採用。アルミと鋳鉄の2ピース構造で、重量を約8.6kg削減するとともに、冷却性を向上させた。この軽量化を考慮し、サスペンションも再チューン。また、ステアリング・ラックはフリクションを20%軽減し、修正舵の少ないなめらかなコーナリングに寄与している。

さらに、ニスモとパフォーマンスにはQi2ワイヤレス充電器を導入。冷却ファンによる改善された熱管理や最適化した磁気配置と15Wの出力により、さらに早く安定した充電性能を得るとともに、対応デバイスの幅を広げた。

細かいところでは、全車で燃料タンク形状を変更。旋回Gが大きい状況でも燃料ポンプ周辺のガソリンの液位を一定に保てるようにした。

アメリカ市場での発売は今夏で、価格は後日発表。追って公開されるであろう日本仕様の最新バージョンも待たれるところだ。



文=関 耕一郎 写真=日産自動車 編集=新井一樹

(ENGINE WEBオリジナル)
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