2026.04.05

CARS

約3年半ぶりに帰ってきた新型「CR-V」に試乗|ホンダSUVの兄貴分に相応しいプレミアムな装備と走りは必見!【動画あり】

ついに日本市場に帰ってきた6代目「CR-V」に公道で試乗する。

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より緻密な制御を行うハイブリッド・システム

新型CR-Vのパワートレインは、2リッター直4エンジンに2モーターを組み合わせるホンダ独自のハイブリッド・システム「e:HEV」だ。このシステムは、WLTC燃費18.0km/Lを実現しながら、加速時には疑似的なギアチェンジを模した階段状のGを演出するなど、ピュア・エンジン車のようなフィーリングで運転できるのがホンダらしい。

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また新機能として、e:HEVに「ロックアップLOW」という機構が搭載された。これまでのe:HEVはエンジン走行時の直結ギアをひとつしか持っていなかったが、新型CR-VではLOWとHIGH、ふたつの直結ギアを装備している。

HIGH側はエンジン車の5速相当、LOW側は3速相当のギア比となっており、これまで高速走行時しかできなかったエンジン直結走行を、低〜中速域でも行うことができるようになった。これによって、坂道など負荷の高い状態でもエンジン+モーターを用いたよりパワフルな走行ができるようになったほか、燃費の向上にも寄与しているという。



実際に運転していても、これまでのe:HEVでは完全にモーター走行だった速度域でも、エンジンがかかり直結走行に移る場面が多々あり、新鮮だった。それでいて違和感を覚えるような変速ショックはなく、非常に緻密な制御が行われていることを実感できる。

どの速度域からでもダイレクト感のある加速が味わえるのは、国産他社のハイブリッドにはない利点だ。このパワートレインだけでも、新型CR-Vを選ぶ理由になるだろう。

とはいえ、気になった点もあった。今回日本に導入されるのは「RS」グレードのみということもあり、足回りの味付けは比較的ソリッドに感じた。一応、周波数感応式のダンパーが装備されてはいるが、舗装が荒れ気味の場所では、ゴツゴツとした突き上げ感がある。

ロード・インフォメーションが如実に感じられるプレミアム・スポーツのような乗り味、と言えば聞こえは良いが、SUVとして純然たるファミリー・カーらしい乗り味を期待すると、多少肩透かしを喰らうかもしれない。購入時にはぜひ同乗する家族全員で、後席も含めて試乗してみることをオススメしたい。



しかしながら、ZR-V、ヴェゼル、WR-Vといった多くのラインナップを抱えるホンダのSUVにおいて、最も兄貴分となるCR-Vは、その立ち位置に相応しいプレミアムな仕上がりだった。装備の充実度も考えると、今回試乗した「RS BLACK EDITION」が個人的なベスト・バイ・モデルだろう。このクラスのSUVで買い替えを検討されいてる方は、ぜひ候補の1台として加えていただきたい。

■ホンダCR-V e:HEV RS BLACK EDITION
駆動方式 フロント横置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高 4700×1865×1690mm
ホイールベース 2700mm
車両重量 1830kg
エンジン形式 直列4気筒DOHC+2モーター
排気量 1993cc
ボア×ストローク 81.0×96.7mm
最高出力 148ps/6100rpm
最大トルク 183Nm/4500rpm
モーター最高出力 184ps/5000-8000rpm
モーター最大トルク 335Nm/0-2000rpm
トランスミッション 電気式無段変速機
サスペンション(前) マクファーソン・ストラット/コイル
サスペンション(後) マルチリンク/コイル
ブレーキ(前) Vディスク
ブレーキ(後) ディスク
タイヤ(前後) 235/55R19
車両本体価格 577万9400円



文・写真=浅石祐介(ENGINE本誌)

(ENGINE Webオリジナル)
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