神奈川県横浜市の臨港パークにて開催された、35歳以下の若者たちによるカーイベント「YOKOHAMA Car Session」。その参加車の中で、今回は1992年式のトヨタ・スープラに乗る20歳の青年を紹介しよう。
若者たちが乗るエンスーなクルマがベイサイドに集合
20代のクルマ好きが中心となって開催されるカーイベント「YOKOHAMA Car Session」。このイベントのレギュレーションはただひとつ「オーナーが35歳以下であること」のみ。オーナーが35歳以下であれば車種、メーカー、年代、国籍などは全く問わないのが本イベントの大きな特徴だ。
2024年の初開催から3回目を数える今回は、会場をこれまでの横浜赤レンガ倉庫から臨港パークへと移し、参加車両として約120台が集結した。
参加者たちは基本的にイベントの主催である後藤さん、本田さん、甲野さんの知り合いであるということだが、初参加のオーナーは約半数おり過去最多。このイベントのために久留米から自走で参加した方もいたとのことで、それだけこのイベントも知名度が上がってきたということだろう。

ベイブリッジを背に、臨港パークにずらりと並ぶ参加車両は本当にバラエティ豊かで、本当にこれが35歳以下のオーナーたちのクルマなのかと驚かされる。今回はその中で見つけたA70型トヨタ・スープラを紹介しよう。
20歳が憧れるA70型トヨタ・スープラ
メタリック・ブルーのボディが横浜の風景によく似合う1992年式トヨタ・スープラに乗るイブキさんは、なんと20歳。21世紀生まれの青年がスープラに興味を持ったきっかけはなんだったのだろうか?

「親が70スープラが好きで、その影響ですね。小学生の時には大磯ロングビーチで行われていたカーイベントで、知らないおじさん(笑)に70スープラに乗せてもらったこともあり、小さい時から憧れのクルマでした」
その憧れを胸に18歳で免許を取得したイブキさん。最初のクルマにはダイハツのシャレード・デ・トマソを選び、それなりに楽しいカーライフを送っていたが、やはりスープラへの想いが断ち切れず半年前に乗り換えを決意したという。
「この個体は個人売買で手に入れました。X(旧:Twitter)で知り合いの知り合いが手放すという投稿を見つけ、現車確認は大黒PAでしました」

入手経路がSNS経由というのがなんともイマドキっぽいエピソードだ。そうしてイブキさんの手元にやってきた個体は「2.5GT ツインターボ R」というグレードで、1990年のマイナーチェンジで登場した当時のハイパフォーマンス・グレードだ。
エンジンはX81型マークIIなどにも採用された、2.5リッター・ツインターボ・エンジン「1JZ-GTE」を搭載。最高出力は当時の国内自主規制値一杯となる280psを発揮した生粋のスポーツカーだ。

「まず乗ってその“速さ”に驚きました。車格もシャレードとは全然違いますし、とにかく乗って楽しいクルマだなと思いました」
車高調は購入時からTEINのものが入っていたのでそのまま使用しつつ、ホイールはパナスポーツ製の『C5CR』をリペアして装着。あとはワンオフで製作したマフラーを取り付けるなど、ノーマル・ルックながらも要所要所でツボを押さえたスポーティなカスタムが施されていた。
「最終的にはグループAのような雰囲気にしたいですね。ホイール、マフラーと手を入れたので、次は大径ブレーキかロールケージを入れたいと思っています。あとはワンオフで湾岸バンパーを作ってもらうのが夢ですね」

そう笑顔で語るイブキさんからは「本当にスープラのことが好きなんだな」という想いがひしひしと伝わってきた。
近年、若者のクルマ離れが叫ばれてはいるものの、こうした熱くて若いクルマ好きがいるのもまた事実。イブキさんには、ぜひスープラとの末永いカーライフを続けてもらいたいと願うばかりだ。
文・写真=浅石祐介(ENIGNE編集部)
(ENGINE Webオリジナル)