2026.05.15

CARS

塗装もインテリアも当時のまま! 2桁ナンバーのS30型日産フェアレディZ 2by2が渋すぎる 【オールフェアレディZミーティング2026】

1975年製S30型フェアレディZ「2by2 Z-L」で参加した安江 厚さん

全ての画像を見る
富士スピードウェイのモビリタを会場とし、去る2026年5月5日に『オールフェアレディZミーティング2026』が開催された。Zオーナー間の親睦と交流および情報交換の場として開催されている同イベントには、毎回、数多くのフェアレディZが参加するが、今年は全国各地から2051台(!)も集結。過去最大の参加台数で、世界最大のZミーティングの面目躍如となった。

広々とした会場内に新旧さまざまなフェアレディZが並んだが、気になるクルマとオーナーを取材してきたので、現場からのレポートをお届けしよう。

当時の面影を今に伝える2by2

会場には合計2051台ものフェアレディZが集まったこともあり、二桁ナンバーのS30型Zは複数参加していたが、なかでも筆者が「ムムッ…これは!」と思ったのが、ロング・ホイールベース仕様で4人乗りモデルの、1975年式フェアレディZ「2by2 Z-L」だ。

1975年製S30型フェアレディZ「2by2 Z-L」

非常にキレイなので、もしやワンオーナー車? などと頭の中で考えながらオーナーの安江 厚さん(メイン写真左)に声をかけみた。

「この2by2は5年前に買いました。以前、Z32型のツインターボに乗っていたのですが、その後、トヨタ・マジェスタを買ったりしてスポーツカーからは離れていたんですよ」

あれ、随分最近買ったんだな、と思いながら、どういう経緯で手に入れたのかを伺ってみたら、まんが日本昔ばなしに出てきそうな興味深いエピソードだった。

1975年製S30型フェアレディZ「2by2 Z-L」

「30年前の話になりますが、仕事で付き合いのあるお客さんの倉庫にお邪魔したら、このクルマがあったんですね。ボディカバーを被せた状態で保管されていましたが、そのシルエットを見て、すぐさまフェアレディZであることは分かりました。しかしながら、ボディカバーを外してもらったところ、ロングホイールベースの2by2だったので当時はあまりピンとこなかったし、オーナーも売ろうとはしなかったので、このタイミングで譲ってもらうことはありませんでした」

安江さんは現在64歳なので、30年前は34歳ということになる。確かにその若さなら、2by2よりも2シーターの方を選びたいよな……などと考えていたら、再び安江さんが話し始めた。

「2by2のファーストオーナーだったお客さんとは、その後も付き合いがありました。彼が75歳になって、そろそろ終活という頃合いになったときに、君にだったら売ってもいいぞ、という話になり、そういうことであれば買いますわと、ふたつ返事で購入することになりました。それが5年前のことです」

当時の純正オプションのアルミホイール

長きにわたってワンオーナー車だった2by2を引き受けた2オーナー目の安江さんは、鉄チンだったホイールを純正オプションのアルミホイールに交換したぐらいで、その他の部分は買ったままの状態で乗っている。そう、つまり、安江さんのフェアレディZ 2by2 Z-Lは新車でデリバリーされた当時のディテールをいまに伝える大変貴重な個体なのだ。

「ボディの塗装もエアコンも、オーディオの8トラックデッキも純正です。マットも白いボツボツがある当時モノが残っています。累計走行距離としてオドメーターに表示されている3万7854kmは実走行です」

インテリアもピカピカで当時のままだ

オールフェアレディZミーティングには2by2を買ったときから参加してきたが、昨年は前売り券を入手できなかったので来なかったらしい。

今年は同級生の安江久光(メイン写真右)さんと楽しんだ。苗字が同じなので親戚なのかと思ったら、友人なのだという(厚さんは笑顔で否定)。きっと来年も安江さんコンビで来場してくれるだろう。

文・写真=高桑秀典

(ENGINE Webオリジナル)
タグ:

advertisement



RELATED

advertisement