フォルクスワーゲンが「ID.ポロGTI」を独ニュルブルクリンクで公開した。2026年で50周年を迎えるGTIのラインナップに、初の純電気自動車が加わる。
レトロだけど新しい! 日本上陸も確実か!?
ベースとなるのは、先頃発表された「ID.ポロ」で、3サイズは4096×1816×1513mmと、43mm長く17mm低い。ホイールベースは2599mm だ。

外観は歴代のGTIの流儀に則り、ヘッドライトとアッパーグリルの下には赤いラインとロゴが入る。

専用形状のフロント・バンパーは、両サイドに縦長のデイタイム・ライトが設置され、ハニカム・メッシュのロワー・グリルには、レースカーの牽引フックに似せた赤いアクセントが入る。

ホイールは19インチ。初代ゴルフをイメージしたCピラーなど、ボディは基本的に「ID.ポロ」と共通だが、サイドシルは後輪のすぐ前にGTIロゴが据えられている。

リア・エンドには左右が突き出したルーフ・スポイラーや、ID.ポロより大型のディフューザーを設置。プロトタイプでは従来型のVWエンブレムを装着していたが、量産モデルは「ID.ポロ」同様の赤く発光するタイプとなった。

インテリアは、黒を基調に赤いアクセントが加えられる。ダッシュボードのピン・ストライプ、ドアやフロント・スポーツシートの外側、リア・シートのスティッチなど、各部に差し色のレッドを使用。

シート表皮は、伝統のタータンチェックを再解釈したパターンだ。

ステアリング・ホイールは、スティッチやセンター・マーク、光るGTIロゴが赤く彩られる。また、回生ブレーキのレベルを調整するパドルも備わった。
10.25インチのメーターには、初代ゴルフの後期型をイメージしたレトロ・ディスプレイ表示を設定。12.9インチのセンター・ディスプレイも、カセットテープのグラフィックを用いた音楽表示などのレトロ・ディスプレイ・モードが用意されている。

パワートレインは最高出力/最大トルクが226ps/290Nmの1モーターで、前輪を駆動。電子制御デフロックやアダプティブ・スポーツ・サスペンションのDCC、プログレッシブ・ステアリングを装備し、作動モードはステアリング・ホイールのスイッチで変更できる。
0-100km/h加速は6.8秒で、最高速度は175km/h。バッテリーは52kWhのニッケル・マンガン・コバルトで、航続距離は424kmだ。急速充電は105kwに対応し、10-80%チャージは約24分だという。
オプションには、425W・10スピーカーのハーマンカードンや、大型パノラミック・サンルーフ、19インチのブリヂストン・ポテンザ・スポーツなどを設定。12ウェイ電動フロント・シートには、空気式マッサージ機能も備わる。

ドイツ本国では、秋頃に先行販売がスタートする予定。価格は3万9000ユーロ(約721万円)をわずかに下回るという。
文=関 耕一郎 写真=フォルクスワーゲン 編集=上田純一郎
(ENGINE Webオリジナル)