2026.05.27

CARS

これぞ現代版ダットサントラック!?日産フロンティア プロに現地試乗|長年培った“技術の日産”は中国市場でも通用するのか

中国の鄭州日産が手がける「フロンティア プロPHEV」に試乗した

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中国とグローバル、二つの需要を満足させる新世代の車種

実際に運転し、乗り心地や取り回しのしやすさでとても扱いやすい印象を受けた。今回試乗したのは北京市の郊外にある一般道で、交通量は比較的多い。

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農業が盛んな地域でもあったので遅い速度で走る農作業車両や三輪車も多かったが、コントロールしやすいアクセルフィールと高いアイポイントのおかげで狭い道での追い越しも楽だった。一般的な乗用車と比べて突き上げ感は若干あるが、収まりは早く、ピックアップとして考えれば割と街乗り向きなセッティングだろう。

農村地帯を抜け、直線の続く幹線道路では800Nmのトルクがもたらす素晴らしい加速も体感した。新興EVではアクセルのチューニングが未熟でピーキーになりがちだが、日産が開発したこともあってか、初期はマイルドながらもしっかりと気持ち良く加速してくれる印象だ。



PHEVなので駆動は「純電動」と「ハイブリッド」が選べるが、後者でのエンジン音は少し大きめに感じるぐらいで、同様に素晴らしい加速を感じた。

運転中に行なう操作もしやすい。シフトのセレクターはグリップ感のある形状で確実に前後に動かせるし、ウィンカーレバーも倒したら戻るのではなく、しっかりと固定されるタイプだ。アウトドアのアクティビティではグローブを着けることも多いので、そういった状況での操作性も考えているのだろう。



フロンティア プロのアピールポイントは色々あるものの、もっとも強調したい部分は経験豊富な日産が手がけている点だ。

ここ数年で多くの中国メーカーが新たにピックアップ車種へ挑戦しているが、1951年のパトロール誕生に端を発する、約75年の日産オフロードの開発の歴史には、簡単に追いつけるものではない。

日産は中国製造のフロンティア プロをラテンアメリカや東南アジア、中東地域へ輸出することも発表しており、これまで影の存在だった鄭州日産が、日産の事業再建計画において大きな役割を担いそうな予感だ。

日産 フロンティア プロ 四駆 旗艦版

全長×全幅×全高 5494×1960×1950mm
ホイールベース 3300mm
トレッド 1650mm
車両重量 2540kg
エンジン形式 DFMC15TE3型1.5リッター直列4気筒ターボ
排気量 1497cc
バッテリー容量 33kWh
システム最高出力 429hp
システム最大トルク 800Nm
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン
サスペンション(後) マルチリンク
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後) ディスク
トランスミッション 4速DHT(ハイブリッド専用トランスミッション)
タイヤ(前後) 265/65R18
車両本体価格 24.99万元(約585.4万円)

文・写真=加藤ヒロト

(ENGINE Webオリジナル)
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