ビー・エム・ダブリューは新世代コンセプト・モデル“ノイエ・クラッセ”の第一弾となる「iX3」の優先商談の受付を開始した。
スペックもベンツと真っ向勝負!
ラインナップは“50 xドライブ”と“50 xドライブMスポーツ”の二本立て。

日本仕様値などは公開になっていないが、両者の違いはMスポーツの有無ということなので、内外装や足まわりの仕立てはともかくパワーユニットなどは同じと想定し、欧州仕様値で確認していくと、いちばんのライバルとなるであろう「メルセデス・ベンツ・エレクトリックGLC(日本市場未上陸)」とスペック的に非常に近しく、なかなかに興味深い。

「iX3」の車体サイズは欧州値で全長×全幅(サイド・ミラー含まず)×全高が4782×1895×1635mm。ホイールベースは2897mm。最小回転半径は6.05mとなる。ちなみに前後トレッドはそれぞれ1628mmと1633mmだ。
“xドライブ”という名称の通り、前後2モーターを搭載し、それぞれ出力とトルクは前が123kW/255Nm、後ろが240kW/435Nmで、システム総合出力&トルクは345kW/645Nmとなる。変速機は1段固定式。

いっぽうの「GLC 400 4マティック・ウィズEQテクノロジー」の車体サイズは4845×1913×1644mm、ホイールベースは2972mmととひとまわり大きいが、最小回転半径はこちらも6.05m。
前後2モーターなのも当然同じで、システム総合出力&トルクは360kW/800Nmと「iX3」よりパワフルだ。変速機はこちらは2段。

「iX3 50 xドライブ」の搭載する電池容量は108.7kWh。対する「GLC 400 4マティック・ウィズEQテクノロジー」の容量は94kWhとなる。ともにリチウムイオン電池だ。

0-100km/h加速は「iX3 50 xドライブ」が4.9秒。最高速はリミッターが介入するのが210km/hとされている。「GLC 400 4マティック・ウィズEQテクノロジー」は4.3秒。最高速は同じく210km/hだ。

そして「iX3」の注目はなんといっても日本市場での価格だろう。“50 xドライブ”と“50 xドライブMスポーツ”はそれぞれ982万円と1034万円で、前者は1000万円を下回るかなり戦略的なプライス設定だ。生産はハンガリーのデブレツェン工場で行われており、日本市場への導入のタイミングは2026年夏頃を予定しているという。

真っ向からぶつかることになる「メルセデス・ベンツ・エレクトリックGLC」の今後の価格設定にも、大いに注目したいところだ。

なお「iX3」のボディ・カラーについては優先商談の受付サイトによれば、 メタリック系がオーシャン・ウェーブ・ブルー、ポラライズド・グレー、スペース・シルバー、ファイヤー・レッド、フローズン・スペース・シルバー、ブラック・サファイア、Mブルックリン・グレーの7色が用意されており、これにソリッド系のアルピン・ホワイトを加えた合計8色が設定されているようだ。

いっぽう内装色はコンテンポラリー・インテリア・デジタル・ホワイト、コンテンポラリー・インテリア・ブラック、コンテンポラリー・インテリア・カスタネア、BMW Mインテリア・ブラック、BMWインディビデュアル・レザー・インテリア・ブラックと5パターンを提示している。
内外装色については欧州仕様のため、日本仕様とは異なる可能性もある。特にインテリアについては、さすがにここまでのバリエーションは選べない可能性が高そうだが、BMWの新時代の先駆けでもあることから、幅広い選択が可能となることを期待したい。
文=上田純一郎 写真=BMW/メルセデス・ベンツ
(ENGINE Webオリジナル)