メルセデス・ベンツ日本は「Eクラス」の特別仕様車“E300エディション・エレガンス”を発売した。
これぞベンツ!! な佇まいのエレガントな1台!
現行Eクラスとして初めて左ハンドル仕様を設定し、クラシカルな佇まいとシート・ベンチレーターをはじめとする快適装備を組み合わせた一台だ。

登場以来、世界のプレミアム・サルーンのベンチマークであり続けてきた「Eクラス」。現行世代は2024年1月に上陸し、全モデルで電動化パワートレインを採用。またホイールベースの延長によって余裕あるキャビン・スペースを得ていた。リアにはすっかりメルセデスの後ろ姿として認知された感のあるスリー・ポインテッド・スターをモチーフにしたツーピース型のLEDランプを配し、路上での存在感を増した。

今回の“E300エディション・エレガンス”は、そんな現行「Eクラス」に加わった特別なモデルだ。

この限定車を語る上で外せないポイントの1つは、現行Eクラスとして初めて、左ハンドル仕様を導入したこと。
もともと左側にドライバーが座る前提で設計されたメルセデス・ベンツの本来のコックピットを味わえるという点では、日本の路上における使い勝手の不便さはあれど、十分に価値がある。

エクステリアでは、メルセデス・ベンツの伝統を象徴するスリー・ポインテッド・スターのボンネット・マスコットと、3本の水平ダブル・ルーバーを備えたラジエター・グリルを採用。グリル内に無粋かつ巨大なスリー・ポインテッド・スターはない。

ボディ・カラーはハイテック・シルバー(メタリック)、オブシディアン・ブラック(メタリック)、マヌファクトゥーア・オパリス・ホワイト(メタリック)、マヌファクトゥーア・アルペン・グレー(ソリッド)の4色に加え、オンライン・ショールーム限定で10台のみヴェルデ・シルバー(メタリック)が用意される。全5色それぞれに台数が割り当てられており、ハイテック・シルバーが最多の90台、ヴェルデ・シルバーが最少の10台という構成だ。
インテリアには本モデル限定のトンカ・ブラウンの本革シートを採用。インテリア・トリム/センター・トリムはリアル・ウッドで、ヴェルデ・シルバーを選択した場合はブラウン・オープン・ポア・メープル・ウッド、それ以外の外装色にはオープン・ポア・ブラック・アッシュ・ウッドが組み合わされる。暖色のブラウンとウッドの組み合わせが、気品と温かみのある空間を作り出している。

装備面では、通常の“E300エクスクルーシブ”の有償オプションであるレザー・エクスクルーシブ・パッケージに含まれる内容の大部分を標準装備。前席にはシート・ベンチレーター(シート・ヒーター機能含む)を、後席左右にはシート・ヒーターが、さらにエア・フィルター、空気清浄、パフューム・アトマイザーの3機能を持つエア・バランス・パッケージや、ステアリング・ヒーターも備わる。
その他の装備としてエアマティック・サスペンション、リア・アクスル・ステアリング、パノラミック・スライディング・ルーフ、18インチ・アルミホイールも標準。リア・アクスル・ステアリングは約60km/h以下で後輪を前輪と逆位相に操舵して最小回転半径を縮小し、それ以上の速度域では同位相操舵で走行安定性を高める。
パワートレインは“E300エクスクルーシブ”と共通の2リットル直列4気筒ターボで、エンジン単体での最高出力と最大トルクは258psと400Nm。さらにISG(統合型スターター・ジェネレーター)が短時間ながら最大17kW、205Nmのブーストも可能。9段ATを介して後輪を駆動する。

いまどきの主張の強すぎるメルセデス・ベンツたちの中で、このクラシカルかつエレガントなサルーンは注目に値する。台数は250台のみで、価格は1089万円。デリバリーはすでに開始している。気になる人はお急ぎを。
文=上田純一郎 写真=メルセデス・ベンツ
(ENGINE Webオリジナル)