2026.06.02

CARS

GRカローラに初のGRMNデビュー 今秋に台数限定で販売 専用エアロとダンパー、15Nmアップのエンジンを採用

GAZOO Racing(ガズー・レーシング)はGRカローラにGRシリーズの最高峰となるGRMNを設定。GRカローラにGRMNが登場するのは今回が初めて。日本と北米、豪州にて台数限定での販売を予定している。日本市場では2026年秋頃に予約を開始し、2027年内に発売する予定だ。

GRカローラ25式後期をベース


究極のGRカローラと呼べるGRMNカローラ。2025年秋に大幅改良を行ったGRカローラ25式後期をベースに、MN=マスター・オブ・ニュルブルクリンク(Master of Nürburgring)という名前の通り、ニュルブルクリンクでの走行テストをはじめ、スーパー耐久への参戦、ドライビングシミュレーターの活用などにより、限界走行域に至ってもクルマとドライバーがしっかりと対話し続けられる、クルマとの一体感の高さを追求したという。

GRMNカローラ

カーボン製のエアロパーツを装着


外観には4輪をしっかりと接地させるために、ボンネットダクト、フロントフェンダーダクト、フロントサイドスポイラー、5段調整式リアウイングといった専用エアロパーツを装着。素材はすべてカーボン製で、リアウイングについては1度ずつテストしながらその仕様を決めたという。なお、全高は1475mmへと5mm低くなっているものの、1850mmの全幅に変更はない。

インテリアではGRカローラ発売当初に設定したモリゾウエディション同様、2シーターにすることで軽量化。車体全体で車両重量を30kg軽くすることに成功している。シートにはクラッチの操作性を高めるためにシート長を細かく調整したガラス繊維強化プラスチック製のフルバケットシートを採用。ちなみに、北米仕様はセミバケットタイプとなる。そのほかに、植毛加工をしたトリムやモリゾウのサインが入ったパッド、シリアルナンバープレートなども備える。

GRMNカローラ

シャシーとエンジンにも手が入る


シャシーでは専用のリバウンドスプリング付きモノチューブダンパーを4輪に採用。バウンドストッパーの特性も最適化している。タイヤはGRカローラよりも10mm幅広い245/40ZR18のミシュランパイロットスポーツカップ2を装着。電動パワーステアリングでは旋回時でも適切なアシストトルクを得られるように、また4WDでは直進時に後輪へのトルク配分を変更することで超高速域でのステアリングの切り始めの安定性を増すような設定変更を行っている。

エンジンはこれまで同様、G16E-GTS型1.6リッター直3ターボを搭載するが、スーパー耐久での知見を活かし、最大トルクを415Nmへと15Nm向上。さらにコーナーでの立ち上がりを良くするために中速回転域である3600~4800rpmのトルク向上を図っている。25式後期で採用したクールエアダクトに加えて、インタークラースプレーとサブラジエーターを新設。変速機はクロスレシオかした6段MTのみとなる。

価格や台数については未発表。また、このGRMNに加え、2ペダル8段ATのGR-DATで5シーターレイアウトのGRカローラMORIZO RRも開発中だという。

なお、GRMNカローラは6月2日から28日まで富士スピードウェイに隣接する富士モータースポーツフォレストのウェルカムセンターにて展示を行っている。

GRMNカローラ

文・編集=新井一樹 写真=ガズー・レーシング

(ENGINE Webオリジナル)
タグ:

advertisement



RELATED

advertisement