2026.06.23

CARS

電気自動車だってスポーティな変速感が欲しい!「ポルシェ・タイカン」が擬似シフト導入へ

「ポルシェ・タイカン」にもマンタイ・キット&疑似シフトが導入!

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ポルシェが、タイカンにE-シフトこと擬似変速ギミックを設定した。先頃発表されたマンタイ・キットとともに、2027年モデルで導入する。

加速感も、減速感も、レヴ・リミットもすべてがバーチャル!?


シフト・パドルにより、仮想的な8段変速を体感できるこのE-シフトは、有段変速らしいジャークも再現した。



エンジン・ブレーキ感も、ギア比ごとに調整。仮想レヴ・リミッターやシフト・ライトも装備する。



ポルシェ・エレクトリック・スポーツ・サウンドは改良され、負荷や回転数に応じたよりリアルなエンジン音を発生。ヴァーチャル・レヴ・カウンターと合わせて、まるで内燃エンジン搭載車のようなスポーツ・ドライブ感覚をもたらす。

このE-シフト、タイカンの全モデルに搭載可能で“ターボGT”には標準装備となる。トランスミッションのマッピングとサウンド特性は、モデルごとに変更されるという。



マンタイ・キットは、電動モデルには初採用だ。後付けキットとしても販売されるが、新車装着状態でもデリバリーされ、装着状態で向上出荷されるのは、今回がはじめてだ。



空力をはじめ、シャシーやパワートレインにも手が入り、“ターボGT withヴァイザッハ・パッケージ”のパフォーマンスをさらに向上。ニュルブルクリンクでのテストでは、クラス・トップ・タイムの6分55秒533をマークしている。

2027年モデルではこのほか、サマータイヤ・レンジ・プラスと銘打ったオプションを追加。セダンとスポーツ・ツーリスモのエントリー仕様である後輪駆動モデルに設定される。

これは欧州市場向けのオプションで、ころがり抵抗の小さいタイヤを装着し、航続距離を最大20km延長。パフォーマンス・バッテリー・プラスと組み合わせれば、WLTP値で初の700kmを達成する。



室内装備では、インフォテインメント・システムのPCMを改良。計算能力は従来型の5倍に増強され、操作レスポンスの向上や、円滑なメニュー運用などが可能になる。また、AIを用いて自然な話し言葉を認識する音声操作や、充電速度が1.5倍となったワイヤレス充電器なども採用した。



圧倒的な発進加速や静粛性など、電気自動車のメリットが一般的になり、競合も増えている。そんな中、ポルシェは自分たちらしい電気自動車を他と差別化する方法として、内燃エンジン車のフィールを再現することに見出した。



類似するギミックは散見されるが、タイカンのそれがどれほどの完成度なのか、検分できるときが待たれるところだ。

文=関 耕一郎 写真=ポルシェ 編集=上田純一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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