2026.08.03

CARS

モータージャーナリスト国沢光宏が選ぶオススメのスポーツモデル ハンドル握ったら「なるほどね~」と思うあのクルマ

クルマを単なる移動手段としてだけではなく、走る、曲がる、止まるといった運動性能を高めることで走りより楽しめるように仕立てたのがスポーツモデル。フェラーリやランボルギーニといった本格的なスーパースポーツカーはさすがにいろんな意味で手が出ないけれど、日産スカイラインやGRカローラといったスポーツセダンやホットハッチならと思っている人も少なくないだろう。

国沢光宏氏が選ぶのは?


もちろん、スポーツモデルはレーシングカーに勝るとも劣らぬ性能を持つ本格的なスポーツカーから実用車をベースにしたスポーティモデルまで幅広い。そこで今回は、11人のモータージャーナリストに理想のスポーツモデルと、スポーツモデルの中から「これぞ」というオススメの1台を選んでもらった。

今回選んでいただいたのは、「経費高騰のため今年のWRCジャパンは走る前にリタイア(笑)となりました。クサクサしている時に乗ったスーパーワンが期待以上に楽しかったのでオーダー。7月納車だそうです。手元に来たら都内の移動は全てコイツになってしまいそう。アカンですね!」という国沢光宏氏。果たして、国沢光宏氏の理想のスポーツモデルとオススメの1台はどんなクルマなのか。

理想は、お買い物に行ける競技車両!?


競技車両を知ってしまうと、楽しさという点で圧倒的。WRC出場のため買ったクリオ・ラリー5車両は1300ccターボ180馬力ながら、一般道で行われるスペシャルステージを車重1030kgのシーケンシャルドグミッションを駆使して全開で走ったら楽しいの何の! 現在全日本ラリーで走らせているミライースのターボマニュアル車も存分にワクワクします。

長い前置きになったけれど、理想のスポーツモデルは1)フルに性能を使い切れる。2)ドライバーの意のままに操れる一体感を味わえる。3)それでいて近所のお買い物に行ける、となる。


オススメはホンダ・スーパーワン


スーパーワンというクルマ、読者諸兄も機会作ってぜひハンドルを握って頂きたいと思う。今回の企画である「スポーツモデルの現在地」というテーマに限りなく近いからだ。そもそも今や一般道で高性能車のパワーを楽しむことなど難しい。素晴らしいエンジンを搭載していても、厳しい騒音規制によって音を楽しむことだって出来ない。日常使いだと高性能車ほどストレスを感じてしまうことになる。スーパーワンに乗ると「これですね!」。絶対的なパワーこそないものの、アクセルレスポンスはエンジンを相手にしないモーターだし、少しばかり子供っぽいけれど音も出る。

何よりハンドリングが素晴らしい。文字通り意のままに操れるのだった。重い電池を床下に搭載するため低重心かつ前後の重量バランス良い。ショートサーキットをその気になって走ったらけっこう速いポテンシャルの高さが素晴らしい。文頭に戻るけれどハンドル握ったら「なるほどね~」と皆さん思うだろう。



文=国沢光宏 写真=ホンダ 編集=新井一樹

(ENGINE2026年7月号)
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