2019.06.19

CARS

渡辺敏史(愛車/ポルシェ・ケイマン) 令和元年、新車はこの20台が欲しい!

今しか乗れない

選定基準はいつもと同じ、これぞ今こそ乗っとくべき、こんなの今しか乗れないかも……と、そういったところです。が、こうやって改めて並べてみると、クルマは新しけりゃあいいってもんじゃないということがよくわかりますね。



■渡辺敏史が欲しいベスト20
20台合計金額3億2677万4045円


1位 フェラーリ812スーパーファスト

理由はともあれ至極のV12ユニット。これほど芸術的な純内燃機に出会う機会は2度とないかもしれない。現在の最高峰と自信をもって推せる。



2位 マツダ・ロードスター(RF、NR-A含む)
専用設計のFRシャシーを持つライトウエイト・オープン・スポーツが200万円台。誰もできないことをやり続けるマツダにはもう感謝しかない。


3位 ポルシェ911GT3/911GT3 RS
世界で最もモータースポーツと密接に関係し続けるメーカーの精神が凝縮された1台。エンジンのキレ味は自動車用として他類がないと思う。


4位 シボレー・コルベット(コンバーチブル、グランスポーツ、Z06含む)
恐らくFRモデルとしては最後となるだろう第7世代。存在感だけでなく運動性能も、半世紀以上の記念碑とするに相応しいものになっている。


5位 BMW M2
直6への拘りを犠牲にすることなく、適切な車格で実用性とスポーティネスを高次元で両立させた、BMWらしさを最も感じさせるモデル。


6位 アルピーヌ A110
ミドシップの難しさを取り除き楽しさだけを抽出したかのような見事なシャシー・セットアップ。実用性や質感といった項目にも気が配られている。


7位 ランボルギーニ・アヴェンタドール
ぼちぼち次期型の話も聞こえてきそうだがボスキャラ的存在感は変わらず。純然たるV12をミドに搭載するスーパーカー世代の心の拠り所。


8位 日産GT-R(GT-Rニスモ含む)
登場から12年経つも、一線級のパフォーマンスを維持し続けてきた仕事の密度の高さに敬服。熟成により速さだけではない価値も携え始めている。


9位 ベントレー・ミュルザンヌ(スピード含む)
最新のテクノロジーを慎重に配しながら、旧き佳きブリティッシュネスを意地でも継続するというベントレーの心意気やよし。


10位 ロールス・ロイス・カリナン
ファンタムと比肩する快適性を本気で目指したと思われる極上のライドフィールが、悪路や山道でさえ味わえる。究極のフライング・カーペット。


11位 アストン・マーティンDBSスーパーレッジェーラ
FRスポーツとして完全無欠のプロポーション。DB11より官能度を高めたV12ユニット。見た目はやや派手だが、アストンのすべてがここにある。


12位 マクラーレン570S(570スパイダー、570GT、540C含む)
シンプルなエンジニアリングで720Sのプロアクティブにも比肩するシャシーの饒舌感を実現している。操作系の繊細な合わせ込みにも感心。


13位 レクサスLC
レクサスの世界観が隅々まで行き渡る日本車離れした贅沢なクーペ。運動性能もしっかり追求されているが、それを声高に訴えないスタンスがいい。


14位 ホンダNSX
制御の癖による挙動不審が収まり、磨けばこの先必ず財産になる技術、モーター・ベクタリングによる新しいドライビング・プレジャーが際立つように。。


15位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)
ロードスターと並び日本が誇るべきワン&オンリーのミニマル・スポーツカー。軽離れした燃費以外は毎日のアシとして成立する扱いやすさを得た。


16位 メルセデス・ベンツGクラス(AMG G63を除く)
先代で我慢すべきだった、或いは慣れが必要だったオンロードでのマナーが劇的に改善されている。四角い四駆好きにとって究極の選択肢に。


17位 ジャガーIペイス
モーターのトルク特性をここまで巧く管理している例は他にない。脚さばきも含めて紛れもなくジャガー・ライドになっているのに驚かされた。


18位 ロータス・エリーゼカップ(250GPエディション、スポーツ220II含む)
今日的ミニマル・スポーツカーの祖ともいえる存在。4CやA110などのフォロワーを迎えてみれば、かえってベース・モデルの掌感が光る。


19位 レンジローバー
佇まいから操作系のタッチ、走り出しからの滑らかさや路面アタリのまろやかさなど、何もかもがやはり自他社問わず他銘柄とはまったくの別物。


20位 ホンダS660
高剛性ボディと本格的サスに支えられたスタビリティとアジリティの高次元両立ぶりは異常。軽自動車エンジニアリングの最高到達点だと思う。

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