「クルマを手に入れることは、そのクルマが持っている世界観を手に入れることだ」。ENGINEではずっとそういう哲学に基づいて雑誌を編集してきた。では、「クルマが持っている世界観」とはなにか?
マセラティが3年前からスタートしたザ・リッツ・カールトン沖縄とのコラボレーション企画は、まさにその世界観を具体的に体験する絶好の機会を提供するものだ。
プログラムは那覇空港到着時から始まる。マセラティのフラッグシップ・セダンであるクアトロポルテの後席でくつろぎながらリッツ・カールトンへ。ホテルでは、マセラティのミニカーやブランド・ブックのほか、トライデントのエンブレムをあしらったタオルやバスローブが用意された「マセラティ・ルーム」に宿泊(2泊3日)。そして、何よりもうれしいのは、その滞在期間中、マセラティの誇るラグジュアリー・オープン・スポーツカーであるグランカブリオを自由に使える特典が付いていることだ。それで料金は2名1室14万7868円から(税、サービス料込み)。これが高いか安いかは読者諸賢のご判断にお任せするとして、マセラティとリッツ・カールトンというふたつのラグジュアリー・ブランドの持つ世界観を、とことん味わうことができるのは間違いない。
さらにもっと深くまで味わい尽くしたければ、ホテル内のイタリアン・レストランでの「マセラティ・ディナー」や、隣接する「かねひで喜瀬カントリークラブ」でのゴルフ、あるいはホテル内のスパでのパーソナライズ・マッサージなども用意されているが、これはオプション。
実は私もモニターで、この贅沢なプログラムの一部を体験してきた。沖縄の青い海と空を望む開放感あふれる部屋のバスルームで、外を眺めながらボーッとお湯に漬かっているのも良かったし、気になるところを特別なオイルを使って徹底的に揉みほぐしてくれるスパのマッサージも最高に気持ち良かったけれど、もっとも印象に残る体験は、やはり白いボディに赤い内装のこの上なく派手なグランカブリオでの沖縄ドライブだった。狭い沖縄本島のいったいどこにドライブに行くのか、と思われるかも知れないが、いやいや、ただ屋根を開けて太陽を浴びながら、のどかな沖縄の道をゆっくりと流しているだけで、これぞ贅沢の極みという気分になってくるのだ。
実際、SUVのレヴァンテが自由に使えたという昨年のデータでも、このプログラムを利用した人たちの中で、100㎞以下しか走行しなかったのはたったの8%に過ぎない。101㎞以上200㎞までが23%、201㎞から300㎞までが一番多い38%で、なんと301㎞以上走行した人たちが31%もいたというのだから、ほとんど一日中ドライブしていたのではないかと思ってしまう。
ちなみに、利用者の年齢層は30代が25%、40代が34%、50代が33%とバランスが取れており、比較的若い層がこういう体験をしているのが頼もしいと思ってしまうのは、こちらが老境に差しかかっているからか。
みなさんもぜひ一度お試しあれ。
スポーティとエレガンスを融合させたグランカブリオの姿は沖縄の青い海と空にみごとにマッチする。マセラティ・ルームにはトライデントのエンブレム入りのバスローブをはじめ、様々な演出が。マセラティ・ディナーは1万8000円(税込み、サービス料別)。PGAツアーにも使われる隣接の喜瀬カントリーでのプレーも可能。予約と問い合わせはザ・リッツ・カールトン沖縄宿泊予約Tel.0980-43-5800まで。
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
文=村上 政(ENGINE編集長) 写真=マセラティ・ジャパン
advertisement
PR | 2025.01.24
CARS
42台のそれぞれのディスカバリー物語【誕生35周年企画「私のディス…
2025.01.25
LIFESTYLE
まるで南国リゾートのような家 東京の自宅の隣にローコストで別荘を建…
PR | 2025.01.16
CARS
一歩足を踏み入れるとそこはパリ? 新しくなったルノー練馬・アルピー…
2025.01.20
LIFESTYLE
オリジナルプリントは必見! フォトグラファー・秦 淳司さんによる、…
2024.12.30
CARS
【海外試乗】蘇ったルノー5ターボ! EVだけど、これは乗ってみたい…
PR | 2024.12.24
CARS
「ベビーカーの頃からガタガタ道が好きでした」父から受け継いだ初代に…
advertisement
2025.01.31
瞬時で受注停止か 庶民のGクラス、待望のスズキ・ジムニーの5ドア、ノマド登場
2025.01.27
「最初は実感が湧かなくて、マジで俺のクルマかよ!?って感じでした(笑)」 若くしてポルシェ911カレラを買ったオーナー 嬉しさのあまり毎日乗ってます
2025.02.01
なぜ、ジムニー・ノマドは日本発売まで7年も掛ったのか? そこにはお客様を大切にするスズキの姿勢が見え隠れする
2025.02.02
特許取得、世界初のアースフェイズ機構 エンジン時計ジャーナリスト、数藤健のイチオシは、ムーンスウォッチ
2025.01.02
【ドイツ車ベスト10】今年乗りたい1位はポルシェ勢を抑えてのスポーツカー!【自動車評論家が厳選!】