2020.02.19

CARS

【メルセデス・ベンツ300TE(1992) 長期レポート ♯08 】小回りきいてスイスイ

過去13年間分の雑誌記事をWEBで再掲載している連載です。毎週水曜日12時更新。


***


小回りきいて路地もスイスイ

月平均3250㎞のペースで順調に距離を伸ばしている44号車。今月は本誌ドライビング・レッスンでの荷物運びや、ウエダ記者がベイビー誕生に際して病院通いに使うなど活躍した。荷物をたくさん積めるということのほかに、小回りがきいて扱いやすいからだと思う。ステアリングを目一杯切ると、前輪が真横? と思えるほど向きを変えるので都内の路地も苦にならない。最小回転半径は5.2m。42号車VWパサート・ヴァリアントは5.3m、36号車アルファ159スポーツワゴンは5.6mだから、長期リポート艦隊のワゴン勢で最小。取り回しの良さも最高の実用車と呼ばれた理由のひとつなのだ。


文=荒井寿彦(ENGINE編集部)


■44号車/メルセデス・ベンツ300TE
MERCEDES-BENZ300TE
購入価格:168万円
導入時期:2008年9月
走行距離 3万4570km+2万2622㎞


2008年にENGINE編集部は「長期テスト44号車」としてメルセデス・ベンツ300TE(1992)を購入。1984年にデビューしたこの124型は「消耗部品をちゃんと交換していけば新車同然の状態で長く使える」と言われた名車で、それを検証すべく連載スタート。購入時の走行距離が3万4000㎞だった44号車は、12年後の2019年に走行距離30万キロを突破し、いまだ現役です。


(ENGINE2009年6月号)


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