2019.12.05

LIFESTYLE

2027年 渋谷の街はこう変わる!

東京・渋谷の再開発工事で、「渋谷スクランブルスクエア」の東棟がついにオープンした。だが新しい渋谷の街が完成するのは、まだまだ先の話。一体、どう変わるのか?
2027年の渋谷のイメージ図。一番左の高いビルが「渋谷ヒカリエ」。その右横の最も高いビルが「渋谷スクランブルスクエア」東棟だ。新たにできる中央棟と西棟は、その右横に隣接する低いビル。国道246号を挟んで西棟の向こうに見えるのが渋谷駅桜丘口地区の再開発ビルである。東急株式会社

東京・渋谷駅の直上にそびえ立つ地上 47階、地下7階の高層ビル。渋谷再開発の目玉となる「渋谷スクランブルスクエ ア」の東棟が11月1日にオープンした。


東急電鉄、JR東日本、東京メトロの共 同事業として誕生したスクランブルスクエアは、地下2階から地上14階までが商業フロアで、約210店のショップや飲食店などで構成される。オフィス・フロア は17階から45階まで。ミクシィやサイバーエージェントといったIT企業の名前が目立つ。


渋谷といえば "若者の街" のイメージが強いが、スクランブルスクエアの間口は想像していた以上に広い。ブルガリやサンローラン、ジバンシィなどの高級ブランドもあれば、渋谷の喧騒を逃れてひと休みできる、TSUTAYAの有料ラウンジもある。


だが圧巻なのは360度の眺望を誇る屋上の展望施設「SHIBUYA SKY」である。約230mの建物から見下ろす街並みは精巧なミニチュアのようで、五輪開催を控えた東京のリアルな姿を、その目で確かめることができる。


11月1日に開業した「渋谷スクランブルスクエア」東棟の7Fのファッシ ョン・フロア。メンズも多数扱う。オープン時の総店舗数は213店。日本初上陸の店は7店、都内初出店は4店ある。
「SHIBUYA SKY」のエレベーター・ホール。天井には人の動きを 感知して光が動く幻想的な演出が施されている。

新生・渋谷は2027年に完成

東急グループが主導する渋谷駅周辺の再開発はまだまだ続く。すでにオープンしている「渋谷ヒカリエ」「渋谷ストリーム」に加え、モヤイ像がある渋谷西口正面に、東急プラザ渋谷が入る「渋谷フ クラス」がまもなく開業。


2023年度には国道246号を挟んだ渋谷駅桜丘口地区の再開発工事が始まり、2027年にはスクランブルスクエアに隣接する形で中央棟と西棟が完成する。


新しくなるのは建物だけではない。ヒカリエ側の東口駅前広場と地下広場は来年、そしてハチ公広場などがある西口広場は2027年にかけて整備される。


さらに老朽化が進んでいた地下鉄銀座線のホームは表参道の方向に150mほど移動、 乗り換えが面倒だった埼京線ホームもJR山手線の隣に移動し、ぐっと利便性が増すようになるのだ。  


大人が立ち寄る街としては落ち着きがなく、工事が絶えない駅まわりの構造は "迷路" とも揶揄され続けた渋谷。その懐かしい姿を記憶にとどめながら、100年に一度とされる再開発をリアルタイムで見守っていくのも楽しいものだ。


屋上展望台「SHIBUYA SKY」 からの眺望。ダイナミックな夜景が楽しめる。なお「SHIBUYA SKY」への入場は有料。WEBで予約した場合のチケット代金は大人1800円。当日券は2000円。
高さ約230mの威容を誇る「渋谷スクランブルスクエア」東棟の外観。渋谷エリアでは最も高い。

文=永野正雄(ENGINE編集部)

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