2020.01.03

LIFESTYLE

敷地の半分が急傾斜!? 不動産屋が「手を出すな」と言うほど難易度が高い坂の上の土地でスポーツカーと暮らす!

雑誌『エンジン』の、クルマと暮らす理想の住まいがテーマの人気シリーズ。今回は、不動産屋さんも心配する傾斜地に、思い切って建てた、家族4人とスポーツカー2台のガレージ・ハウス。建築家はいったいどんなアイディアでスポーツカーと暮らす夢を実現したのか? デザイン・プロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。

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坂の上のスポーツカー!


古くからの木造住宅と、近年に建て替えられた一戸建てが混在する、東京大田区の歴史ある住宅街。共働きの勤め人であるKさん(48歳)達の家は、このエリアの坂の上。クルマのすれ違いが難しい細い路地の一番奥に建っている。右ページの写真に見えるのは東側だが、プライバシーを配慮して窓を小さくしたほど、隣家との距離は近い。

坂の上に建つK邸。家の前は細い路地で、RX-8の停められた脇あたりから下り階段となっている。RX-8の後ろには、もう1台停められるスペースが。

設計を担当したのは、納谷建築設計事務所。家作りは予想外のスタートで始まった。なんと納谷さんたちとの最初の打ち合わせは、東日本大震災が起きた日の午後に予定されていたのだから。顔合わせどころか、Kさんは帰宅もできなかった。これで、いざとなったら職場から歩いて帰れるエリアへの重要度が高まり、見つけたのがこの場所である。もっとも仲介した不動産屋が「手を出さない方が良いのでは」とアドバイスするほど難易度が高い、半分が急な斜面の敷地だ。しかし、「サラリーマンだと、都心でこれ以上の好条件の土地を見つけるのも簡単ではない」。可能性を感じて決断した結果、敷地の半分しか使っていないにもかかわらず、クルマが3台(しかも1台分はビルトイン!)も停められるうえに、家族4人が快適に暮らせる家ができあがったのである。

そもそもKさん達が家を作ったのは、マンション住まいのままでは憧れのロータス・エリーゼのガレージ確保が難しいから。そう、Kさんは大のクルマ好きで、この家は趣味のクルマを楽しむために建てたと言っても過言ではないだろう。

スーパーセブンが置かれているガレージ入口にはシャッターが設けられており、奥には大きなガラスがはめ込まれている。

新車で買って長く乗り続けるポリシーのKさん。最初のクルマは、社会人2年目で手に入れた日産シルビア(1995年型)だ。パーツを交換し、サーキットの走行会に参加するなど10年ほど楽しんだ次が、今のマツダRX- 8(2005年型)。もっとも、本当に欲しかったのはRX- 7だった。しかし躊躇っているうちに生産中止に。もしや隠れた在庫があるのではと思って訪れたディーラーでRX- 8を試乗して気に入り、Kさんの元にやってきたのである。ちょうどお子さんが生まれたばかりで、RX- 8なら後ろに子供を乗せることも可能だ。運転も楽しく、今でも二人のお嬢さんを乗せての家族旅行はRX- 8である。


一方、ライト・ウエイトのオープンカーにも興味があり、いずれロータス・エリーゼをということで、ビルトイン・ガレージもそれを想定して設計した。ところが、エリーゼよりもさらに軽いスーパーセブンが気になり始める。

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