クラシック・モデルのいってみればワークス・レストアを熱心に手がけているランボルギーニは、折を見てはその成果を一般向けに公開してきた。その最新の成果が、2月上旬にパリで開かれたクラシック・カーの祭典、レトロモビルで披露された。
ランボルギーニ・ポロストリコのブースに飾られたのは、ミウラSVJ。ミウラが現役だった時代に、当時開発ドライバーだったボブ・ウォレスが、FIA付則J項のツーリング・カー/GTカーのカテゴリーにミウラを参戦させるためのプロトタイプとしてイオタをワンオフで製作したが、結局、ランボルギーニはレースの世界へは踏み出すことなく終わったのは有名な話。ミウラSVJは、顧客からの注文を受け、そのイオタに近い内容を織り込んで、1970年代に入ってから僅か4台だけが製造された超希少モデル。今回、レストアが完了して公開されたのはシャシーNo.4860の1台だ。1973年に製作されて以来2000年代に入るまで、ドイツにあったが、その後、日本のコレクターの手に渡り、今に到る。
ランボルギーニ・ポロストリコはミウラSVJの製作当時の資料や証言を集め、自社アーカイブに保管された文書を徹底的に調査して、レストア作業を進めたという。
レトロモビルには、スペアパーツ群を使って製作されたミウラP400Sも並んで展示され、華を添えた。
文=齋藤浩之(ENGINE編集部)
(ENGINE2020年4月号)
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