2023.04.29

CARS

「最高だ!」「笑いが止まらない!」「気持ちいい~!」「こいつを買えるヒトは幸せだ!」 これが「モーガン3ホイラー」に試乗したジャーナリストの生の声だ!

モータージャーナリストが絶叫したモーガン3ホイラー

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大好評のエンジン大試乗会、モータージャーナリストが注目するクルマ・シリーズ! 今回は2022年の大試乗会で引っ張りだことなった痛快なクルマを取り上げる。ジャーナリストたちの試乗待ちの列ができたそのクルマとは? モーガン3ホイラーに乗った清水草一さん、佐藤久実さん、国沢光宏さん、山田弘樹さん、渡辺敏史さんの5人は、思わず叫んだ!

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笑いが止まらなくなりました!


「極限の防寒対策をしてきてください」 「飛び石から目を守る万全の対策もお願いします」そのような事前の注意(表現に誇張アリ)を受け、小鹿ちゃんのように震えながら乗り込んだものの、なんということでしょう! ただひたすら気持ちいいだけじゃないですか! 空冷Vツインのとんでもないビート(振動とも言う)を全身に受けながら、シフト・レバーを1速へ。勘で探るようなシフト・フィールすら予想していたのに、ホンダS2000みたいにカッチリ! クラッチ・ミートもラクラク! ステアリングを切れば前後輪のグリップ配分もビッタリ! 高速道路では、合流車線での優越感がケタはずれ。「どうだ、こちとら後ろ一輪だぜ!」と、肩で風切りながら合流する。速度を上げるとさすがに風がハンパない! おふとんにもぐりこむようにボディに体を沈めて風を避けると、頼りなさげなウインド・シールドがバッチリ利いて、笑いが止まらなくなりました。このクルマ、最高です。(清水草一)



バイク・フィーリング!


このガイシャ、「バイク・フィーリング」がスゴイ! ちなみにこのモデル、他の国では"バイク"扱いだが、日本では"クルマ"扱いとなる。結果、排ガス規制をEURO3からEURO6対応にしなければならない。そして、1年半かけて日本の規制をパスさせたインポーターの努力と執念もスゴイ。で、どんなクルマかというと、プリミティブで、ネイキッドで、ひたすらハンドリングが楽しいクルマである。シンプルで軽量、リア・タイヤは1輪のみ。電子制御も付いていない。スタビリティないよ! と言われて乗ってみたが、予想以上に安定性は高い。駐車場で振り回してみたが、そう簡単にリア・タイヤがスキッドするわけでもない。恐る恐る公道に出てみると、スピードが上がるに連れ風が顔に刺さる。トラックの近くを走ろうものなら、小石まで飛んでくる。マジでヘルメットが必要だ。でも、なるほど、バイクと思って乗ると、遥かにスタビリティが高いし、安心感も高い。最近、大きく重く、電子制御で帳尻合わせするクルマが多く、「素」で本質的な楽しさを味わえるクルマが少ないなーと実感。(佐藤久実)


気持ちいい~!


学生の頃、相当気合い入ったサイドカー乗りだった私の憧れが3ホイラーでした。3輪車乗りからすれば、最も高級な乗り物ですから。されど40年間一度も乗るチャンスに恵まれず。だから還暦過ぎたジジイなのにワクワクしちゃってる。走り出すと現代版の3ホイラーもバイクの親戚だった~。空冷Vツイン・エンジンで、リア駆動はチェーンならぬベルト。ステキなのがタイヤ。超ラウンド・ショルダーになっているサイドカー用のタイヤ風。やっぱし原点バイクですよ。フローティング・マウントされた2気筒2リッターのVツインは案外滑らか。絶対的なパワーこそないが、気持ちよ~く走る。冷間時の排ガス規制のためオリジナルより薄い混合気になっているけれど、英国仕様を知っている輸入元のジャスティンさんによれば「オリジナルのミクスチャーなら2000回転前後のドコドコという鼓動が最高です!」。イギリスのカントリー・ロードをVツインの鼓動を感じながら走ったらどんなに楽しいことだろう! こいつを買えるヒトは幸せだと思う!(国沢光宏)


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