2020.08.08

LIFESTYLE

夏の軽井沢で体験するスペイン・バスク地方の“食のならわし”

長野県上田市産の地鶏「真田丸」のロースト。オーブンで香ばしく焼き上げたチキンを軽井沢の朝採り野菜とともに。

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軽井沢の旧中山道沿いに、スペインの三ツ星レストラン「Azurmendi(アスルメンディ)」のシェフが監修する「ENEKO Karuizawa(エネコ軽井澤)」が夏季限定オープン。スペイン・バスク地方のグリル料理をはじめ、地元の素材をシンプルに生かしたメニューが楽しめる。


避暑客や別荘族で賑わう夏の軽井沢には、毎年、都内の有名レストランが期間限定オープンする。なかでも今年注目の一軒は、「ENEKO Karuizawa(エネコ軽井澤)」。2017年に東京・六本木にて日本初上陸を果たしたスペイン・バスク地方の3ツ星シェフ、エネコ・アチャ・アスルメンディ氏が監修するテラス・ダイニングだ。


エネコ シェフが常々大切にしているのは、レストランを訪れる人が新しいことをできる“体験型のレストラン”であること。そんなシェフが軽井沢を訪れる人に向けて用意したのは、バスク地方の夏の食文化をなぞらえた体験だという。大自然の中で家族や友人と伝統料理を楽しむことは、バスク地方の夏のならわし。その文化を軽井沢で表現するため、「ENEKO Karuizawa」の席は全て、緑豊かなテラスに設けられている。 


テラス席は7テーブル(最大28名)。中山道に面した結婚式場「ヴィラ・デ・マリアージュ軽井澤」内にて、8月30日まで営業中。上信越自動車道碓氷佐久ICより車で35分。

料理の中にも軽井沢の自然を生かすべく、食材は主に地元産の旬のものが厳選されている。たとえば、旨味豊かな地鶏は長野県上田市の大沢農園で健康的に飼育された「真田丸」。真田丸は通常120日以上飼育されるが、「ENEKO Karuizawa」ではシェフのこだわりを反映し、飼育期間を特別に短縮させた若鶏を仕入れているとか。若鶏特有の弾力のある食感をもつ地鶏のローストの付け合わせは、軽井沢の朝採り野菜。標高1000mの畑で、土作りにも配慮して栽培された「軽井沢サラダふぁーむ」の野菜は、ミネラルを豊富に含む力強い味わいだ。それらの食材をスペイン料理の技法で調理し、エネコ流に仕上げた料理のコースは、ランチ・ディナー共に2種類。3ツ星シェフのエスプリ溢れるコースを、リゾートウェアで気軽にお楽しみあれ。


スペイン・バスク地方の伝統的なソース“サルサビスカイヤ”で炊き上げた「魚介のアロス」。ソースの旨味が米の一粒一粒に染みている。
雨天時は屋内のメインダイニングを利用。白い塗り壁のデザインは、左官アーティストの久住有生(くすみなおき)氏が軽井沢の爽やかな風を表現したもの。


■ENEKO Karuizawa(エネコ軽井澤)
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢雲場2200 ヴィラ・デ・マリアージュ軽井澤内 
℡.0570-08-4122(11:00〜20:00 ※火曜日を除く)
営業時間:ランチ11:30〜14:00LO、17:30〜20:00LO ランチ・コースは3800円または5800円、ディナー・コースは8000円または1万円(税サ別)。
営業は8月30日まで 火曜日定休


文=小松めぐみ(フード・ライター)


(ENGINEWEBオリジナル)


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