2020.11.06

CARS

メルセデス・ベンツの最高峰、Sクラスがフルモデルチェンジ もはや敵ナシ

大成功に終わった先代モデルの成功を受け、路線自体に変更はないが、持てる技術を惜しみなく投入することで、過去最高のSクラスを作り上げた。



先代型は世界中で50万台以上を販売。もはやラグジュアリー・セダンでひとり勝ちの様相を呈するメルセデス・ベンツSクラスがW223型と呼ばれる8代目へと進化を遂げた。


大成功を収めたモデルの後継車ということで思想やコンセプトは先代のまま。その上で、メルセデスが持つ最新技術を惜しみなく投入することで、より豪華で、より快適で、より安全で、より環境に優しいクルマへと改善が図られた。


スタイリングは基本的に先代のイメージを色濃く残す。ただし、前後まわりの意匠は先代と比べると若返ったというか、カジュアルになった。これは今やSクラスの販売台数の3分の1以上を占める中国の購入者平均年齢が40歳と、かなり若いことが影響しているのかもしれない。



ボディ・タイプは歴代モデル同様、ショートと先代の販売台数のうち9割を占めたというロングの2タイプ。ボディ・サイズは両ボディともにさらに拡大している。外観とは異なり、インパネは空調やオーディオといった各種機能の操作もできるようになった、最大で12.8インチの大型液晶パネルをセンターコンソールの前方に配したことでイメージチェンジ。ちなみに車内にある液晶パネルの大きさをすべて足すと77インチになるという。


48V電源を用いた油圧制御機構を持つエア・サスペンション"Eアクティブ・ボディ・コントロール"には、側面衝突の危険を感知すると数分の1秒の間に8㎝車高を上げ、衝突被害の軽減を図る機能が備わる。

新型Sクラスには見るべきものが多数存在する。主だったものを挙げると、後席エアバッグ、10度の切れ角で最小回転半径が最大1.9m短縮する後輪操舵、もちろんインフォテイメントや運転支援装置もさらなる進化を遂げている。


発表時に設定されるのは3.0ℓ直6ターボのガソリンとディーゼルで、ガソリンには48Vのハイブリッド機構付き。追ってV8、電気だけで100㎞以上走れるプラグイン・ハイブリッド、さらに電気自動車も用意される予定だ。


文=新井一樹(ENGINE編集部)


(ENGINE2020年11月号)


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