三菱往年の2ドアスポーツ・モデル、エクリプスの名を持つ三菱の小型SUV、エクリプス・クロスがマイナーチェンジを実施。外装を中心に大幅なデザイン変更を行うとともに、兄貴分のアウトランダーと同型式のパワートレインを持つPHEVモデルを追加してきた。




三菱エクリプス・クロスは日本発売から3年弱だから、モデル・ライフ後半に向けた定例のマイナーチェンジと思いきや、全長を140mmも伸ばす異例の大変身だ。具体的にはフロント・オーバーハングで35mm、リアで105mm延長されていて、おかげで荷室も拡大している。聞くところでは、前後をスパッと切り詰めた従来デザインは車格よりも小さく見えてしまい、本来の意図より下のクラスと競合してしまうことが多かったのだとか。
新しいエクリプス・クロスのもうひとつのニュースが、アウトランダーでおなじみの2.4リッター・プラグイン・ハイブリッド(PHEV)が初めて搭載されたことである。三菱PHEVの特徴は、前後ともモーター駆動を主体とした4WDで、前後ほぼ同じ駆動力を発揮するモーターを自在にあやつり、しかもフロントに左右トルク・ベクタリングを可能とするブレーキLSDを持つところにある。





エクリプス・クロスPHEVで走ると、電動車らしい静かさや加速力も気持ちいいが、その自由自在かつ高反応のトルク配分によって、山坂道では笑ってしまうほど曲がる! ターン・インで鋭くヨー・モーメントが立ち上がったら、あとはアクセレレーターの操作でいかようにも姿勢制御できるのだ。アウトランダーもよく曲がるクルマだが、エクリプス・クロスのボディのほうがより軽くて高剛性なフロント・セクションのおかげで、開発当初は「曲がりすぎて困る」ほどだったらしい。最終的にアウトランダーより安定志向のPHEV制御にすることでバランスを取ったそうだが、異例というほかない旋回性能は一度体験したらクセになりそう。




文=佐野弘宗 写真=篠原晃一
(ENGINE2021年2・3月合併号)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
2026.03.30
LIFESTYLE
MITSUBISHI MOTORS OUTLANDER PHEV …
2026.03.25
CARS
フェラーリ新型、オペラの余韻に現れた「アマルフィ・スパイダー」が日…
2026.03.29
CARS
人と被らないクルマがいい イタリアのブランド『PT TORINO』…
2026.03.22
CARS
「服でいうならバラクータとか、バブアーみたいな感じ」日本を代表する…
2026.03.19
CARS
乗り心地の良さに大満足|新時代を告げる「アルファ・ロメオ・ジュニア…
2026.03.20
LIFESTYLE
50年前に建てられたとは思えないモダンなビンテージ住宅 古びること…
advertisement
2026.03.22
超ワイド&ローのスタイルに昭和育ちは思わず感涙|大井貴之ら3人のモータージャーナリストがアウディ「RS e-トロンGTパフォーマンス」に試乗
2026.04.01
パワートレインとサスペンションがこれほど熟成の域に達しているコンパクトカーはない|フィアット「600ハイブリッド・ラ・プリマ」に菰田潔ら3人のモータージャーナリストが試乗
2026.03.24
「狂ったか!?」と叫びたいほど速かった|モータージャーナリストの清水草一ら2人がBMW「M5ツーリング」に試乗
2026.03.28
この世からOHVが無くならなくて本当によかった|シボレー「コルベット3LTクーペ」に清水草一ら3人のモータージャーナリストが試乗
2026.03.25
価格が約399万円と聞いて驚かない人はいない|BYD「シーライオン6」に飯田裕子ら2人のジャーナリストが試乗、ガソリン高騰時代の切り札か