ポルシェ914以来、量産モデルとしては久々のミドシップ・モデル、またポルシェの聖域である911とフロントまわりを中心に共通化が図られていたなど、大きな話題を振りまいて登場したポルシェ・ボクスター。その市販モデルが発売されたのは1996年、つまり2021年で四半世紀を迎える。今回、その輝かしい発売25周年を記念する限定車「25イヤーズ」が登場。日本での予約が開始された。



今回の限定車は、ボクスター誕生の発端というべき1993年のデトロイト・オートショーでデビューしたボクスターのコンセプト・カーからいくつかの特徴を引き継いでいる。
外観で目を惹くのが、各部にあしらわれたアクセント・カラー。「ネオジム」と銘打たれた艶のあるブラウン系の色合いは、コンセプト・カーがそうであったように、フロントとサイドのエア・インテークとホイールを彩り、車名のレタリングにもこの色が用いられた。ボディ・カラーはオプションでブラックとホワイトも選べるが、コンセプト・カーがまとった「GTシルバーメタリック」が標準設定となる。


インテリアもまた、源流となったショー・モデルに倣い、「ボルドーレッド」を多用し、レザー・インテリアと車名のロゴが型押しされたソフト・トップを染め上げている。ただし、オプションでブラックの内装色も選択可能だ。14ウェイ電動シートやロゴ入りシル・プレート、ヒーター付き多機能ステアリング・ホイールなど、装備の充実も図られている。
ベース車両は自然吸気のフラット6を積むGTS4.0で、最高出力400psを発生する水平対向4.0リッターを搭載。最大トルクは6段MTが420Nm、デュアルクラッチ式7段自動MT(7段DCT)が430Nmとなる。また、スポーツ・クロノパッケージや車高10mmダウンのPASMスポーツサスペンション、機械式LSDとトルクベクタリング機構が標準装備された。
1250台限定で、グローブ・ボックス上部にはシリアル・ナンバーが刻まれる。6段MTと7段DCTが設定され、価格は6段MTが1226万円、7段DCTが1281.2万円。


文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2025.10.28
CARS
【マセラティ111周年】1万円ギフト券付き試乗&特別ギフトボックス…
PR | 2025.10.29
CARS
【参加者募集】「ENGINE × ALPINE Driving E…
2025.10.25
LIFESTYLE
BMW Z1 × LOEWE スタイリスト・祐真朋樹の「乗る車 ×…
2025.10.25
WATCHES
軽快な装着感も魅力!行楽や旅行にも最適なパテック フィリップ 年次…
PR | 2025.10.17
CARS
スタイリストの森岡弘さんに聞きました フィアット・ドブロに乗る人っ…
PR | 2025.10.10
CARS
そのデザイン&パフォーマンスに理由あり!「MINIクーパー5ドア」…
advertisement
2025.10.22
110ccのバイクに普通免許で乗れる!新基準原付に原付免許で乗れるのか解説
2025.10.08
受注再開はいつ?ホンダ・プレリュードの受注が1か月で約2400台!それでも乗りたいときはどうしたらいいのか
2025.10.15
トップ3はすべて日本車! なかでも1位は意外なあのクルマだ 島崎七生人(自動車評論家)が選んだマイHOT20のランキング
2025.10.28
ランチアが“インテグラーレ”でWRCに復帰! 来季のモンテカルロで再デビュー
2025.10.16
とろけるようにしなやかなのに、飛ばすほどフラットになる乗り味に感動 島下泰久(自動車評論家)が2位に選んだ普段の足にしたいクルマとは