マクラーレンは、新しいプラグイン・ハイブリッドのミドシップ・スポーツカー、アルトゥーラを日本で初公開した。限定車を除けば、同社初の量産ハイブリッド・モデルとなる。
標準仕様の価格は2965万円~と発表された。このスタンダードなバージョンのほかに、内装の仕立てが異なる3種類の仕様(スポーツ志向のパフォーマンス、高級志向のテックラックス、鮮明な色使いのヴィジョン)が設定されている。ちなみに、2019年に発表され、2020年に日本に上陸したフェラーリ初のプラグイン・ハイブリッド、SF90の価格は5340万円。もちろんエンジン出力をはじめ、多くの部分で異なる点が多いので直接比べるべきではないのかもしれないが、アルトゥーラはSF90のおよそ半分の値段で買うことができる。
パワートレインは585ps/585Nmの3.0リッターV6ツインターボと、95ps/225Nmのモーターを組み合わせることで680ps/720Nmを発生。デュアルクラッチ式8段自動MTを介して後輪を駆動する。0-100km/h加速は3秒フラット、0-200km/h加速は8.3秒、最高速度は330km/h。ちなみに、SF90のまた、0-100km/hと0-200km/hはそれぞれ2.5秒と6.7秒で、アルトゥーラよりかなり速い。アルトゥーラの駆動用バッテリーはプラグイン充電に対応し、2時間半で80%チャージできる。また、30kmのEV走行も可能だ。
室内は、新開発カーボン・シャシーの採用やダッシュボードとドアのスリム化により、空間効率を改善。身長193cmのドライバーでも脚まわりや肩まわりに余裕があり、背もたれを大きく倒せるようにもなったという。また、メーターパネルはステアリング・コラムと連動して位置の調整ができ、運転中にもバイザー部の走行モード・セレクターに手が届きやすいなど、エルゴノミクス面にも進歩がみられる。
受注はすでに開始されており、納車は今年の第3四半期、すなわち夏頃に開始される予定だ。5月25日まで、全国の正規販売店を巡回する展示も実施している。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2024.11.21
LIFESTYLE
冬のオープンエアのお供にするなら、小ぶりショルダー! エティアムか…
2024.11.21
CARS
日本市場のためだけに4台が特別に製作されたマセラティMC20チェロ…
PR | 2024.11.06
WATCHES
移ろいゆく時の美しさがここにある! ザ・シチズン の新作は、土佐和…
2024.10.25
LIFESTYLE
LANCIA DELTA HF INTEGRALE × ONITS…
2024.11.19
WATCHES
エンジン時計委員、菅原茂のイチオシ 世界限定1200本! グランド…
2024.11.01
CARS
これは間違いなく史上最速のウルスだ! プラグイン・ハイブリッドのウ…
advertisement
2024.11.16
こんなの、もう出てこない トヨタ・ランドクルーザー70とマツダ2 自動車評論家の渡辺敏史が推すのは日本市場ならではの、ディーゼル搭載実用車だ!
2024.11.15
自動車評論家の国沢光宏が買ったアガリのクルマ! 内燃エンジンのスポーツカーと泥んこOKの軽自動車、これは最高の組み合わせです!
2024.11.15
GR86の2倍以上の高出力 BMW M2が一部改良 3.0リッター直6ツインターボの出力をさらにアップ
2024.11.16
ニスモはメーカーによる抽選販売 日産フェアレディZが受注を再開するとともに2025年モデルを発表
2024.11.16
【詳細解説】320iセダンと420iクーペがドライバーズカーである理由を、自動車評論家の菰田潔が語る なぜBMWは運転が楽しいクルマの大定番なのか?