2021.07.02

WATCHES

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PATEK PHILIPPE/デザイン、機能、仕上げ。全てに心奪われる至高の腕時計



選ぶのに悩むのも楽しいクロノグラフは心ときめく名品揃い

パテック フィリップは、永久カレンダーのみならず、バリエーション豊かなクロノグラフも愛好家を魅了してやまない。シンプルなクロノグラフやスプリット秒針クロノグラフを搭載する腕時計のシリーズ生産を始めたのは1927年から。


PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)/ワールドタイム・クロノグラフ 5930
ワールドタイムとクロノグラフを併せ持つモデルは、1940年以来約80年ぶりの発表。パテック フィリップならではのワールドタイム機能に最新のフライバック・クロノグラフ機能を組み合わせ、伝統と革新を同時に表現。また、ブルーで彩った若々しいダイアルも 21世紀の新世代を象徴している。自動巻き。ホワイトゴールド、ケース直径39.5㎜、3気圧防水。910万8000円。
  

パテック フィリップを代表するワールドタイムとフライバック・クロノグラフのダブル盛りで爽やかなフェイス。
 

現代的な設計の自動巻きムーブメントのキャリバー CH 28- 520 HUは、24タイムゾーン表示のワールドタイム機能、センタークロノグラフ秒針、瞬時運針式30分計を装備。


その系譜に連なるクロノグラフには共通するクラシカルな特徴がある。それは、9時位置のスモールセコンドと3時位置の積算計が左右対称を成す、いわゆる「横2眼」ダイアルや、クロノグラフを操作するプッシュピースがほとんどのモデルで角型という点である。永久カレンダーと組み合わせた場合もこうした基本は守られ、独特のスタイルを堅持してきた。すなわち、オーセンティックなスタイルこそがタイムレスという一種の真理を実証しているのだ。

だが、パテック フィリップのクロノグラフは、オーセンティックでありながら、ライフスタイルにマッチしたスポーティでエレガントな味わいのモデルも少なくない。まず、クロノグラフとパテック フィリップの代表的なシグネチャーと呼べるワールドタイムとを融合した最近の「5930」モデルだ。

ギヨシェ模様で装飾したブルーダイアルが印象的なこのモデルは、クロノグラフの計測機能は60 秒針と30 分積算計に留め、世界各地の時刻を表示するワールドタイム機能の視認性を最大限確保したデザインが素晴らしい。

そしてクロノグラフに物足りなさを感じさせないように配慮したのだろうか、瞬時にリセットと再スタートが可能になる高度なフライバック機能を加味しているのも絶妙というほかない。これに比肩するワールドタイム・クロノグラフは皆無という希少価値も愛好家の所有欲を刺激してやまない。


[右]PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)/年次カレンダー搭載 フライバック・クロノグラフ 5905P
パテック フィリップが発明した、1年に1回の調整で済む年次カレンダー機構を搭載しながら、ダイアル上部に並ぶ3つの窓で曜日、日付、月を表示する斬新なスタイルを採用。フライバック機能付きのクロノグラフは、右のワールドタイム・クロノグラフ「5930」モデルと同様にセンター60秒針と60分積算計のみを装備。自動巻き。プラチナ、ケース直径42 ㎜、3気圧防水。1005万4000円。
[左]PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)/クロノグラフ 5172
現代のクロノグラフでは自動巻きで3インダイアルが大半を占める中で、1920年代からパテック フィリップが継承する手巻きの2インダイアルは希少品。格調高い純クラシックの「5720」モデルの系譜に連なる「5172」モデルは、ダイアルのデザインやストラップに往年の航空クロノグラフの趣を取り入れた新世代のスタイル。手巻き。ホワイトゴールド、ケース直径41㎜、3気圧防水。900 万9000円。
 
この「5390」モデルに通じる発想は、パテック フィリップの革新的な技術のひとつに数えられる年次カレンダーと、同じくフライバック・クロノグラフを組み合わせ「5905」モデルにも見て取れる。

3つの窓によるカレンダー表示や、60 秒と60分積算に絞ったクロノグラフによって複雑機能と視認性を両立させ、唯一無二のモデルに仕上げた点では同様だ。モダンさが漂うこのブルー・ソレイユ・ダイアルに対してクロノグラフのプッシュピースがクラシカルな角型なのもディテールにこだわる愛好家には魅力的だろう。

ヴィンテージルックをお洒落なデザインコードとして受容する今の嗜好に合ったクロノグラフといえば、ダイアルの針や数字が往年の航空クロノグラフを思わせる「5172」モデルだ。旬のレトロモダンに味付けされたこのクロノグラフは、もう、理屈抜きで「かっこいい」! 


問い合わせ=パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109
https://www.patek.com/ja

文=菅原 茂 写真=近藤正一
(ENGINE 2021年8月号)

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