2021.07.13

CARS

地味にスゴイ 日常使いの911GT3、ツーリングパッケージが追加された

大型リア・ウイングがない!

ポルシェは先日発表した新型911GT3に「ツーリングパッケージ」を追加しその受注を開始した。最大の特徴は、GT3のアイキャッチである巨大な固定式の大型リア・ウイングを装着しない点だ。

エンジンは510ps/470Nmを発生する素のGT3用の4.0リッター・フラット6を搭載。エア・アウトレットを備えたカーボン製のフロント・フードをはじめ、開口部の広いフロント・バンパーや、ディフューザーを組み込んだリア・バンパーなど、エクステリアも大部分がGT3のままだ。

ただし、リア・エンドからはスワンネック・ステーの大型リア・ウイングが取り払われ、テール・エンドが「ダックテール」を彷彿させる跳ね上がったデザインからカレラ系で見慣れたプレーンなスロープ形状となり、カレラ系同様に可変式のリア・スポイラーも組み込まれる。また、サイド・ウインドウのモールディングやテール・パイプ、リアの「PORSCHE」ロゴはクロームで、車名は専用エンジン・リッド上に記される。







MTも選択可能

インテリアはステアリング・ホイールやシフト・レバー、センターコンソール、ドアのアームレストとドア・ハンドルを黒革仕上げになり、ステッチやシート中央のファブリック、ルーフライナーも黒でまとめられる。ヘッドレストにはエンブレムが型押しされている。

また、GT3に設定されるオプションはほぼすべて選択可能。セラミック・ブレーキやフロントアクスル・リフトシステム、クロノパッケージなどが装着できる。また、911GT3オーナー向けに用意されたポルシェデザイン製クロノグラフはツーリングパッケージ購入者でも入手可能だ。

トランスミッションは6段MTとデュアルクラッチ式7段自動MT、ハンドル位置は左/右いずれも設定する。価格は素のGT3と同じ2296万円。







文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)


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