2021.10.12

CARS

やっぱりNAの6気筒は最高! エンジン編集部の中古車担当が第1位に選んだのはポルシェ718ケイマンGTS&GT4【エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス】

クルマ好きはどんなクルマを欲しているか? コロナ禍の今「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今欲しい20台を挙げた。エンジン編集部の上田記者は冒険心をテーマに20台を選考。第1位はポルシェ718ケイマンGTS&GT4だ!!

刺激と冒険を求めて。


いま、まさに先月の“ちょっと古いクルマ探検隊!”取材の余波で、人生4台目のシトロエン・エグザンティアが手元に来たところ。見た目をかっちり仕上げ、整備はきっちり行い、日々癒やされる実用車としてばっちり堪能するつもりなので、HOT20はひりひりするような刺激的で冒険心をかき立てる20台を選びました。

1位 ポルシェ718ケイマンGTS4.0&GT4



何はともあれ4リッターNAエンジン。無機物で構築されている機械がなぜこうも魂を揺さぶるのか。キレッキレのGT4も捨てがたいけど、クーペ・ボディとの組み合わせだと往年の911みたいな雰囲気が味わえるのでGTS4.0推しです。

2位 アルピーヌA110(S含む)



718ケイマンGTS4.0ほどの刺激や万能性はないけれど、足のしなやかさと身の軽さで甲乙付けがたい存在です。ルノーは電動化に突き進むことを決めたがゆえに、彼らの最後の純内燃エンジン・スポーツカーになる可能性が大。

3位 マクラーレン720S(スパイダー含む)



登場からすいぶん経ったのに、見た目もパフォーマンスも、その独特のドライバーとの融合感覚も、まったく古びた感じがしないのがスゴイ。音だけ少々味気ないけど、ポルシェみたいに自然吸気エンジン、造ったりはしないよなぁ……。

4位 モーガン・プラス・フォー



単に最新技術を往年の見た目と組み合わせただけでなくあえて古典的な操縦性も色濃く残すところがイイ。リ・クリエイトかくあるべし。

5位 ロータス・エリーゼ・スポーツ220II(240ファイナル・エディション含む)



会社の都合ゆえに延命に延命を重ねた結果、いわばクラシック・ミニやスーパーセブン的な存在に。ケータハムみたいに再販すればいいのに。

6位 ロータス・エヴォーラGT410

たとえ2+2になっても、パワーステアリングになっても、ロータスらしさは健在でした。愛車の初代エリーゼと車庫に並べておきたい1台。

7位 ロータス・エキシージ・スポーツ390ファイナル・エディション(420含む)

サーキット特化型の武闘派と思いきや、ロードスターや2ペダル仕様もあったりと、意外と懐が広かった。街中をシレっと羽なしで乗りたい。

8位 ダイハツ・コペン

屈強なシャシーと取り替え可能な外板構造ならではの豊富なバリエーション。電動ハードトップはS660では味わえない気軽さと開放感が。

9位 アバルト595

これぞザ・ホットハッチ。しかも、いまや正規輸入車で自然な運転姿勢の取れる左ハンドル+MTが選択できるのは911GT3とこれくらい。

10位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)

前後リジッドとは思えない高速直進性と快適至極な乗り心地。格好はシエラに分があるが、走りの仕立ては軽仕様の方がより統一感あり。

11位 フィアット・パンダ

4WDで6段MTのクロスはジムニーの好敵手。高速巡航能力はパンダに、悪路走破性はジムニーに分が。ともにキュートな格好ゆえお好みで。

12位 ホンダe

高い値付け、限られた販売方法など疑問は多々あれど、iMiEV亡き今コミューターとしてこの見た目と往年のホンダ的な独自性は吸引力大。

13位 DS3クロスバック(eテンス含む)

上質な乗り心地。日本の速度域ならなんの不満のない直進安定性。何者にも似ていない内外デザイン。往年のシトロエン乗りは1度お試しを。

14位 BMW i3(レンジエクステンダー含む)

未来を見据えた過剰なまでの独自構造とサステイナブルな生産ラインは、Appleが買って独自AIを組み込みそう。いま見直したい1台。

15位 ジャガーIペイス

90kWhの電池と2モーター400psの前後輪制御はライバルに比べコスパ高し。見た目も美麗。いまEV1台で、というならこれが一推しです。

16位 ランドローバー・ディフェンダー

軸距の短い90は軽快だがピッチングは見事に抑えてあり見た目は愛らしく安価と文句なし。ディーゼルとの組み合わせがないのが惜しい。

17位 ランドローバー・レンジローバー・スポーツ

高速も悪路も高級ホテルのエントランスもOK。しかも峠道ではハンドリングもいいマルチパーパスSUV。より万能感が高いPHEV推奨。

18位 ジープ・ラングラー

人が操る機械として違和感が本当に少ない。巨体でも車体は把握しやすく狭い所も全然OK。実はディフェンダー同様3ドアも正規導入済。

19位 メルセデス・ベンツGクラス

19位、20位はここ数年不動。いかに変えず、いかに変わるかを追求し続ける2台は尊敬するしかない。見た目の安定感でゲレンデを上位に。

20位 トヨタ・ランドクルーザー

これさえあれば生き抜けるという絶大な信頼感と民生レベルとは思えない驚愕の耐久性。新型の樹脂部品をあしらった仕様、超好みです。

文=上田純一郎(エンジン編集部・編集記者&中古車探検隊員)

(ENGINE2021年9・10月号)

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