2021.10.14

CARS

モータージャーナリストの大井貴之が選んだマイ・ホット20 なんと第1位はトヨタ・ミライ!【エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス2021】

クルマ好きはどんなクルマを欲しているのか? コロナ禍の今「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今欲しい20台を挙げた。自動車ジャーナリスト&レーシングドライバーの大井貴之さんの「マイ・ホット20」にはズラリとスポーツモデルが並ぶ。しかし、第1位に輝いたのはなんとトヨタ・ミライだった!!

魅力が尖ったクルマ選び

魅力が尖ったクルマをクルマ好きはどうしても新しい技術に惹かれてしまう。EVや自動運転などの物珍しさに惑わされて後悔しないよう、冷静な判断力が求められている。価値観は人それぞれだが、ネガが少ないクルマを探すのではなく、魅力が尖ったクルマを選びたい。乗って、走って、眺めて楽しい、いろんな意味で心地良い20台を選んだ。

1位 トヨタ・ミライ



まさに未来を期待させる存在意義を持つMIRAI。2代目はスタイルが良い。走りの質感が素晴らしい! 静粛性もトップクラス。ドライバーズカーとしても満足出来るハイグレードなセダンとして魅力のあるクルマに生まれ変わった。

2位 ロータス・エリーゼ・スポーツ220 II(240ファイナル・エディション含む)



乗り降り大変、荷物乗らない……文句を言ったらキリがないが、ハンドリング、サウンド、気持ち良さを並べてもキリがない。特に軽量でちょうど良くパワフルな220の走りは公道で楽しむピュアスポーツとして傑作中の傑作。

3位 アルピーヌA110(S含む)



ピュアスポーツに乗りたい! けど普段も乗りたいからスパルタン過ぎるのはちょっと。というならイチオシがA110。ジョギングシューズに履き替えたような爽快感。ワインディング・ドライブは往復も含めて最高に気持ちいい。

4位 トヨタ86

2012年にデビューしてからコツコツ進化してきた後期型は何一つ改造しなくてもスポーツ走行を楽しめるバランスの良さ。

5位 トヨタGRヤリス



最新スポーツ4WDとしてはもうちょっと辛さが欲しい気もするが、圧倒的な軽さを武器にサラッと速く走れちゃう楽しさがある。

6位 スズキ・スイフト(スポーツ含む)



コスパ日本一! いや、世界一と言ってもいいコンパクト・スポーツ。速さはもちろん、ATもあるから家族も賛成間違いなし。

7位 テスラ・モデル3

コスパでEVを選ぶならmodel3がイチオシ。良い所もイマイチな所も今までとは違う! そこが楽しめるならmodel3最高です。

8位 日産ノートe-POWER

燃費が良くて静かで走り味が上質。AURAも悪くないが、イチオシは4WDモデル。重量配分の違いが走りを大きく変えた。

9位 マツダMX-30

2+2ドア? 走りもメカニズムも普通だけど、観音開きによって2ドアっぽく仕上げられたMX-30には何度か振り向かされた。

10位 ボルボV60(クロスカントリー含む)

ワゴンを欠かさない大井家が狙っている1台。ボルボの優しい感じの走り味、きめ細やかな作り込み、そしてリーズナブルな価格が魅力。

11位 スバルWRX

遂に生産を終了してしまったが、こんな暴力的で刺激的な魅力を持った庶民が買える4WDスポーツ・セダンは2度と現れないに違いない。

12位 ダイハツ・タフト

マイクロ・ハマーと言えるようなちょっとワイルドっぽさとグラスルーフの開放感、そしてしっかりした走りの魅力ある1台。

13位 アウディQ2/SQ2

スタイリッシュでちょうど良いサイズ感のSUV。ワインディングをハイペースで走っても満足出来るハンドリングを持っている。

14位 ポルシェ718ケイマンGTS4.0&GT4

6気筒は気持ちいい! パワー的にもハンドリング的にも申し分無し。すっかり高くなってしまった911の代役、否それ以上の存在。

15位 ポルシェ718 ケイマン(T、S含む)

ポルシェの一番安いモデルとなった2リッターケイマン。上を見たらキリが無いが、冷静に単体として評価すると「流石はポルシェ」なのだ。

16位 ホンダS660

パワーを持て余すクルマばかりの昨今、ワインディングでしっかりアクセルを踏み込める貴重なスポーツカー。ハンドリング抜群!

17位 マクラーレン720S(スパイダー含む)

究極のスーパー・スポーツカー! サーキット以外、何処でこのパフォーマンスを使えるのかは分からないが、まさに魔法の絨毯。

18位 フォルクスワーゲン・ポロ

派手さが足りないかもしれないが、走りも、デザインも、装備も、何もかもがちゃんと仕上げられているのがVWポロの魅力。

19位 BMW4シリーズ(クーペ、カブリオレ)

2ドア・クーペとして完璧と言える美しいフォルム。こんなクルマが似合うオジサンになりたい。でっかいグリル、悪くないよ。

20位 BMW M2

絶滅危惧種と言えるコンパクト(比較的)な2ドア・スポーツ・モデル。こんなに速くなくても良いけど、走りの楽しさが詰まっている。

文=大井貴之(モータージャーナリスト)



(ENGINE2021年9・10月号)

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