2021.09.07

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世界最古のマニュファクチュール、ヴァシュロン・コンスタンタンの 20世紀初頭の傑作が集う展覧会 「クラシック ウィズ ア トゥイスト(Classic with a Twist)」開催

多くの時計ファンの間で傑作の誉が高い「ヒストリーク・アメリカン 1921」が誕生100周年を迎え、その記念モデルの発表などで注目を集めるヴァシュロン・コンスタンタン。「ヒストリーク・アメリカン 1921」が発表された当時の自由闊達な創作は今の時代においても色褪せない輝きを放っている。そんな傑作を集めた展覧会が9月7日(火)〜10月11日(月)までヴァシュロン・コンスタンタン 銀座ブティックにて開催される。

狂騒の1920年代の名作時計が揃う 

1755年に創業したヴァシュロン・コンスタンタンは、265年以上にわたり一度も時計作りを中断したことがない、時計製造の分野で世界最古のマニュファクチュールだ。最高峰の職人技により生み出される精密な機械と美しい仕上げ。そして、高い美意識が表現された時計は、いつの時代も憧れの的だった。

クッション型ケースや時計回りに45度傾けた文字盤。そんな個性的なデザインとクルマを運転する際にステアリングホイールを握ったまま、時刻を斜めのダイアルで読み取れる実用性を兼ね備えた「ヒストリーク・アメリカン 1921」。このモデルが発表された当時のアメリカは自由と軽快さにあふれ、沸き立つ芸術、豊かな暮らしから“狂騒の1920年代”と称された。さらにアールデコ運動の勃興が建築や芸術の分野のみならず、時計産業にも影響を与えたのである。ヴァシュロン・コンスタンタンもその影響を受け、さまざまな形状やデザインの独創的な表現をした腕時計を発表した。

 

 
クッション型腕時計。18Kイエローゴルド。Ref.12131。1919年。「ヒストリーク・アメリカン 1921」を彷彿とさせるモデルだが、ダイアルはオフセンターにはなっておらず、スモールセコンドもリュウズと対角線にレイアウトされている。

 

超薄型懐中時計「クロノスコープ」。18Kホワイトゴールド。Ref.10152。1929年。ジャンビングアワーが備わるこのモデルは、1920年代後半に特許を取得。分表示がダイアルに沿って回転する。ダイアルセンター部分の装飾の美しさとコンテンポラリーなレイアウトは今見ても新鮮だ。

 

ポインテッド・ロザンジュ型腕時計18Kイエローゴールド。Ref.11144。1919年。ヴァシュロン・コンスタンタンは、1910年代初頭に「ポインテッド・ロザンジュ(尖った菱形)」で知られる洗練されたフォルムを製作。大胆で独創的なデザインでありながら、腕ものでジュエリーのような輝きを放ったに違いない。

現行モデルと見比べてメゾンの歩みに触れる 

そんなヴァシュロン・コンスタンタンが20世紀初頭に発表した腕時計が集う展覧会「クラシック ウィズ ア トゥイスト(Classic with a Twist)」が、9月7日から10月11日までヴァシュロン・コンスタンタン 銀座ブティックにて開催される。展示された現代においても新鮮なデザインの数々を通して、また、改めてブティックに並ぶ現行モデルを見ることで当時の雰囲気はもちろん、メゾンの歩みと奥深さを楽しめるはずだ。 

(展覧会データ)
「クラシック ウィズ ア トゥイスト(Classic with a Twist)」
会期:9月7日(火曜)〜10月11日(月曜)
会場:ヴァシュロン・コンスタンタン 銀座ブティック
住所:東京都中央区銀座7-8-8
電話番号:03-3569-1755
営業時間:12:00〜20:00
※営業時間の変更や密を避けるべく入場規制が行われる場合があるので、
来店希望する場合には事前にブティックへお問い合わせください。

文=前田清輝(ENGINE編集部) 

(ENGINEWEBオリジナル)

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