2021.09.14

CARS

【ポルシェ911(996型)長期リポート #46】パンクしちゃいましたぁ。

エンジン編集部で所有する長期テスト車、996型のポルシェ911カレラ4Sの連載リポート。今回は突如テスト車を襲ったパンクの顛末を報告します。

パンクしちゃいましたぁ。


とある日曜日、急ぎの仕事があって休日出勤し、深夜までかかってようやく終えて、駐車場に置いてあった79号車に乗って帰宅の途についたところ、なんだか左リアのタイヤから異音がする。路肩にクルマを停め、降りて見に行くと、空気が抜けていることが目視できた。まだ少しは走れそうな状態だったので、ハザードをつけたスロー走行で、そう遠くない自宅までたどり着いたが、さて、どうしたらいいものか。深夜でガソリンスタンドもやっていない。翌日行くことにして、まずは家にある自転車用の空気入れを使って応急措置を試してみることにした。100回以上ポンプを押して、ようやく普通に走れそうな状態まで回復したところで就寝。完全にパンクして空気が入らない状態ではないと確認できれば、なんとかなるから大丈夫だ。もちろん、翌朝にはまたペチャンコになっていたので、再び自転車用空気入れを押しまくって十分に空気を入れたところで、ソロリソロリとガソリンスタンドまで自走した。タイヤをはずして見てもらったところ、見事にトレッド面のど真ん中に釘が刺さっているのを発見。

手慣れたもので、タイヤを外して釘を見つけたら、それを抜いてドライバーを突っ込んで穴のカタチを整え、そこに接着剤を塗ったゴム製のパーツを突っ込んで、はみ出た部分を切ったら終了。

下は憎きネジ釘。どこで拾ったものか。

この長さ3cmのネジ釘がパンクの原因だったのだ。修理は簡単で、抜いた穴にゴム製のパーツを突っ込んでハミ出た部分を切ったら終了。ものの15分で、費用は2860円也。これで普通に走る分には問題ないが、サーキット走行などはやめておいた方がいいだろう。写真でご覧のとおり、どうせこのタイヤはかなり減っており寿命が近づいている。そろそろ交換のタイミングだったのが不幸中の幸いとも言えそうだ。

文=村上政(ENGINE編集長)

■79号車/ポルシェ911カレラ4S(996型)
PORSCHE 911 CARRERA 4S
購入価格(新車時) 340万円(1244万2500円)
導入時期 2017年4月
走行距離(購入後) 11万3326km(3万941km)

(ENGINE2021年9・10月号)


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