2021.09.17

CARS

プジョー版AMG、「プジョー・スポール・エンジニアード」モデルが日本初披露

プジョーは2019年のジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアした「508PSE(プジョー・スポール・エンジニアード)」を日本で初めて公開した。プラグイン・ハイブリッド・システムを搭載した、新世代のハイパフォーマンス・モデルだ。

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プジョーは来年からル・マンに参戦

この508PSEは、プジョーの新たな高性能車向けサブ・ブランドであるPSE初のモデル。今回は2022年からル・マン24時間レースをはじめとするFIA世界耐久選手権(WEC)への参戦を前に、スポーツ・イメージを訴求するべく公開された。





360psの高出力ハイブリッドを搭載

パワートレインは1.6リッター直4ガソリン・ターボに前後2つのモーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッド。エンジンの出力は最高出力200ps/6000rpmと最大トルク300Nm/3000rpm。これにエンジンと組み合わせてフロントに搭載される110ps/320Nmと、リアに置かれ後輪を駆動する113ps/166Nmの電気モーターを備える。システム総合出力は360ps/520Nm。駆動方式は4WDで、全天候型の走行性能や安全・快適性をもたらす。

0-100km/h加速は5.2秒、モーターのみでの最高速度は140km/h、エンジン+モーターでは250km/hに達する。一方、最大42kmのEV走行が可能で、CO2排出量は46g/km、WLTPモード燃費は49.3km/リッターとなる。この動力性能と環境性能との高次元バランスを、プジョーでは「ネオ・パフォーマンス」と呼ぶ。







蛍光グリーンのアクセントが映える

外観は、各部に空力性能を高めるデザインを採用するとともに、クリプトナイトと呼ばれる蛍光グリーンがアクセントとして用いられる。この色はPSEのイメージ・カラーで、シートのステッチにも用いられている。ラインナップは今回展示されたセダンのほか、ワゴン・タイプのSWも設定される。

シャシーは専用チューンの3モード式ダンパーを装着し、車高をダウン。さらに、トレッドをフロントで24mm、リアで12mm拡幅し、380mm径のローターと4ピストン・キャリパーのフロント・ブレーキや、245/35R20サイズのミシュラン・パイロットスポーツ4Sを装着する。

日本導入については、現時点では未定だ。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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