2021.09.30

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208馬力のイタリアン・スポーツネイキッド・バイク、 ドゥカティ・ストリートファイターV4にストリートで乗る!

MotoGPの血脈を持ち、圧倒的なパフォーマンスを誇るドゥカティのスポーツネイキッド・バイク、ストリートファイターV4。ストリートで走らせても、最新電子制御技術によりとても扱いやすく、モダンでアグレッシブなデザインは、大都会でひときわ美しく輝いた。

ドゥカティは東京に合う!

自動車業界においてスーパーカーは言わずもがな特別な存在である。ウルトラ・ハイ・パフォーマンスな走りと高価なプライス・タグは限られた者の手にしか入らないが、多くのクルマ好きがその存在を知っている。「新型はV8エンジンをモーターがアシストするんだぜ」、とか、「720馬力ってことは先代より20馬力アップしたってことか」、なんて具合に会話が飛び交う。購入に至る、至らないは別として話題は尽きない。


2輪の世界に置き換えても同じことが言える。MotoGPでの活躍はそのまま憧れに結びつくし、メーカーも意図的にそれを市販モデルに反映する。そこでのエンジン特性や電子デバイスを注入し、マーケット・ニーズに応えている。F1やル・マン24時間レースを語るように、MotoGPやマン島TTレースを口にする。

今回対面したドゥカティ・ストリートファイターV4もそんなバイク好きの話題となる1台だ。ネイキッド・バイクでありながらこれまでの概念を覆す魅力を感じる。


というのも、ドゥカティのラインナップにはもうひとつモンスターというネイキッドがある。もちろん、こちらもドゥカティらしくスーパーバイク由来のフレームに伝統のL型ツイン・エンジンを搭載したレーシーな匂いのプンプンするモデルだ。が、ストリートファイターV4はさらに“攻め”ている。ベースになったのはカウルを持つスーパーバイク、パニガーレV4。最高出力214psを175kgという乾燥重量で発揮するシロモノだ。
 


ストリートファイターV4はサーキットを主戦場とするパニガーレV4のフェアリングを取り外して、若干高い位置にハンドルを移行した。フェアリングを外すことでL型エンジンが露出し、より軽快でソリッドな印象を与える。フロント・マスクを低く構えたスタイリングは、まさにファイターという言葉が相応しい。最高出力は208ps、乾燥重量178kgだから、とてつもないパフォーマンスであることは間違いない。気軽と言っても次元が違う気がしなくもない。エンジンは当然MotoGPからフィードバックされた。なんたってローンチ・コントロールまでついているのだから半端ない。

 
ちなみに、自動車におけるいわゆるスーパーカーを見渡すと、最高出力は700馬力前後で車両重量1400kgくらいのものが目に付く。ストリートファイターV4と比べると重さは8倍。となるとパワー・トゥ・ウェイト・レシオの凄さを感じてもらえるであろう。



軽量車体が扱いやすい

そんなストリートファイターV4をストリートで走らせた。すると身構えるほど操作系はシビアではなく、出だしからスーッと気持ちよく動き出した。「確かに乗りやすいかも」、といった印象だ。これには車体の軽さが大きく関係する。このところ乾燥重量250kgくらいのバイクを動かしていたので、それとは別物。ひとつ目の左折で、すでに一体感を得た。フロントは軽すぎず、安定感が高い。そしてアクセルを開くたび、ワクワクが増していく。


 



種明かしをすると、それにはちょっとしたワケがある。実はライディング・モードを“パーソナライズ”にしてパワーを絞り、扱いやすくしたからだ。イマドキは電子制御でなんでもできるから、自分のレベルに合わせて楽しめる。慣れてきたら徐々に“スポーツ”、さらには“レース”なんかをデフォルトにすればいい。しかもモードの切り替えはいたって簡単。5インチのフルTFTディスプレイで色々できちゃう。アナログメーターの時代に頭を置き去りにして来た方は目から鱗の進化である。かくいうワタクシもその一人ではあるが。



もちろん、ひとたびムチを入れれば圧倒的な加速で空気を切り裂いていく。なんと、ボディ・サイドのウィングは270km/hでダウンフォースを発生するために設けられたという。街乗りでは扱いやすく、サーキットでは戦闘マシンに変身するストリートファイターV4は、ジキル博士とハイド氏のような2面性を持ったバイクなのだ。高いパフォーマンスを内包しながら、あえて都会をゆったりツーリングするというのも大人の楽しみかもしれない。

ドゥカティ・ストリートファイターV4の詳細情報はコチラ

 
圧倒的な美しさ

ストリートファイターV4の魅力はデザインであることも強調したい。画像や動画よりも生でみる方が数段かっこいい。ドゥカティの生み出すイタリアン・テイスト満載だ。とりわけ、こうして大都会東京に乗り出してみると、都会の風景がとてもよく似合うことがわかる。2019年にミラノ国際モーターサイクル・ショーで“Most Beautiful Bike of the Show”に輝いたのは伊達じゃない。彼らは過去15回でこの賞を10回獲得している強者である。





個人的に好きなのはサイドからの眺めで、レーシーなフォルムは期待通り。ビレット・アルミやマグネシウムのパーツがいいアクセントになっている。



 

それに、ピレリ、オーリンズ、ブレンボなんてロゴにプレミアムさを感じる。一流のオンパレードだ。
それと同時にネイキッドならではの大人感が垣間見られるのもグッド。今回バイカーズ・パンツにあえてテーラード・ジャケットを合わせたのはそんな理由だ。もちろん、遠出にこのスタイルは場違いだが、街中での走りにはそんなオシャレをしても悪くないと思う。

このままカフェやシティ・ホテルのランチに出かけても違和感はなさそうだ。仕事柄ヨーロッパには300回くらい足を運んできたが、ミラノあたりではそんなスタイルを見かける。モナコやニースも。ドイツは違いますがね。この手のスタイリングはボディ細部にあるイタリアのトリコロールにもマッチするんじゃないだろうか。


 

そんなドゥカティが2012年からアウディの傘下にあることも忘れてはならない。聞くところによると月に一度は両社のエンジニアが意見交換をしているそうだ。最新テクノロジーは当然のこと、きっとクオリティ・コントロールの面でも恩恵はあると考えていい。もしガレージにアウディを置いていれば、その横におさめるのにストリートファイターV4はバッチリ似合うだろう。アウディがRSシリーズであればなおのこと。お互いが格上げされ、大人の趣味の世界が広がりそうだ。

ドゥカティ・ストリートファイターV4の詳細情報はコチラ

ドゥカティ・ストリートファイターV4 S
全長×全幅×全高 2112×833×1003mm
ホイールベース 1488mm
シート高 845mm
車両重量 201kg
排気量 1103cc
エンジン形式 水冷V型4気筒
最高出力 208ps/13000rpm
最大トルク 123Nm/9500rpm
変速機 リターン式/6段変速
ブレーキ 前/後 油圧式ダブルディスク/油圧式デイスク
タイヤ 前/後 120/70ZR17 200/60ZR17
車両本体価格 292万円(税込)

文=九島辰也 写真=柏田芳敬 撮影協力=青木タカオ

(ENGINE WEBオリジナル)

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