2021.10.09

CARS

待望の「軽セブン」が復活 軽自動車登録できるケータハム・セブン170が発売

イギリスのスポーツカー・メーカー、ケータハムが新機種の「セブン170」を発売した。惜しまれながら生産を終了した軽自動車規格の「セブン160」の後継車だ。

車重はたったの440kg

全長3100×全幅1470×全高1090mmのボディと2225mmのホイールベース、フロント1220mm/リア1301mmのトレッドといったディメンションは前身のセブン160とまったく同じ。ただし、車両重量が440kgへと50kgも削減されている。



スズキ製の0.66リッター・ターボ搭載

エンジンはスズキ製の658cc直3ターボを搭載。最高出力85ps/6500rpm、最大トルク116Nm/4000-4500rpmはセブン160よりも5ps/9Nm強化されている。馬力荷重比は193ps/トンで、1トン当たりの馬力を車名に用いるケータハムの流儀に従えばセブン190となりそうなところだが、今回は控えめな数字が与えられた。

トランスミッションは5段MT。0-100km/h加速はセブン160と変わらない6.9秒だが、最高速度は+8km/hの168km/hに到達する。



サスペンション構成は上位モデルと同じ

サスペンションは前ダブルウィッシュボーン/後マルチリンク・ライブアクスルで、ブレーキは前ソリッド・ディスク/後ドラム。155/65R14のタイヤサイズも含め、セブン160と同等のスペックだが、ホイールの素材は鉄からアルミに変更されている。テールライトはLED式となり、LED式ヘッドライトもオプション設定された。



サーキット重視モデルも設定

ラインナップは170Sと170Rの2グレード展開。170Sは公道向けサスペンションとシルバーのホイール、フルサイズのウインド・スクリーン、ソフトトップとドア、レザー・シートを備え、日常使いを優先した仕様となっている。170Rはスポーツ・サスペンションとブラックのホイール、コンポジット素材のエアロ・スクリーン、レース・シート、4点ハーネス、カーボン・ダッシュボード、LSDを備えるサーキット志向のモデルだ。

価格は170Sが539万円、170Rが561万円となっている。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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