英国のロータスカーズは量産モデルのエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの生産終了を決定。さらに、2021年中に新たなラインナップとなる「タイプ131」のプロトタイプ生産を英国へセルの本社工場で開始すると発表した。
ロータスはこのタイプ131をロータスの新シリーズと表現しており、先に開発され、ロータス市販モデルの頂点に立つ「タイプ130」こと2000psのハイパーEV「エヴァイヤ」の下に位置する現行のエリーゼ、エキシージ、エヴォーラに替わる普及版のスポーツカーとして導入する予定だ。
また、ロータスは2018年から「ビジョン80」と銘打ったプランに基づき、その長い歴史においても屈指となる大改革を進めている。それは商品の刷新にとどまらず、組織やビジネスの見直しにも及ぶものだ。
設備投資は140億円を超え、ノリッジとウースターに構えていたサブ・アッセンブリ施設はノリッジ北部のハリケーンウェイの新工場へ統合。ここでは1月から現行ラインナップのシャシー製造を開始しているが、次期ラインナップのための設備も整えられているという。また、技術コンサルタント部門であるロータス・エンジニアリングは今年後半にアドバンストテクノロジー・センターを開設予定だ。
施設増強に伴い、250人程度の新たな雇用も計画しているロータス。誕生80周年を迎える2028年を見据えたビジョン80の具体的なプロジェクトが、2021年には立て続けに実行される。この魅力的なブランドの体制強化が順調に進み、そこから心躍る新世代モデルが産み出されることに期待したい。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
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