2021.07.26

CARS

ロータス史上最も高い完成度 ロータス最後の内燃機関モデル、エミーラ登場

エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの生産終了発表したロータスが、次世代の主力となるニューモデル、「エミーラ」を発表した。ミドシップに内燃機関を積むロータス最後のモデルとなる。ロータスは「リーダー」を意味する古代言語に由来する名を与えられたエミーラを、最も完成度の高いロータス製ロードカーと自負する。

エリーゼよりエヴォーラに近い

全長4412mm×全幅1895mm×全高1225mm、ホイールベースは2575mm。ボディ・サイズはロータス・エヴォーラに近い。近年のロータス各モデル同様、アルミ製のシャシーを用いているが、完全新設計されたもので、英ノリッジの新施設で製造される。車両重量は1405kgを開発目標に掲げている。サスペンションは日常使い向けの「ツアー」と、運動性重視の「スポーツ」を選択可能。ステアリングは油圧アシストを採用する。ホイールは20インチで、タイヤは標準仕様のグッドイヤー製で、オプションのミシュラン製ともに専用開発された。







AMG製エンジンを初搭載

エンジンはエヴォーラやエキシージにも搭載されたトヨタ製3.5リッターV6が先行投入され、これにはMTとATが設定される。追って導入を予定しているのが、メルセデスAMG製の2.0リッター直4ターボで、こちらはデュアルクラッチ式自動MTとの組み合わせだ。出力は365〜405ps/430Nmと発表されているだけで、それぞれがどのような出力になるのかはわからない。ちなみに、0-100km/h加速は4.5秒未満、最高速度は290km/hに達する見込みだ。

縦型のLED式ヘッドライトとその横に特徴的なデザインの空気取り入れ口を備えるフロントまわりやボディ中央部で交差するように配された2本のキャラクター・ラインと大きなエア・インテークを持つサイドの造型、ホイールアーチから空気を排出する左右のエア・アウトレットと大きなディフューザーを持つリアまわりなど、エクステリアはロータスのEVスポーツ、「エヴァイヤ」からデザイン要素や空力特性を継承している。前後重量配分やサスペンションの設定を最適化することで可変機構に頼ることなく、前後車軸間のバランスが正確なダウンフォースを速度に応じて生み出す。これにより、全域において一定かつ予測しやすいハンドリング特性を実現するという。







内装はかなり上質になった

インテリアはアルミ製のシャシーが剥き出しだったエリーゼなどとは異なり、樹脂パーツなどですべてが覆いつくされている。デジタル・メーターやスイッチ付きステアリング・ホイール、タッチ式のインフォテインメント・ディスプレイなどにより飛躍的に近代化された空間となった。アクティブ・クルーズコントロールや車線逸脱警告といった各種運転支援装置をはじめ、オートワイパーやカーテン・エアバッグなどその装備内容を見ると、ロータスの中では豪華に見えていたエヴォーラさえ質素に思えるほどだ。その一方で、ロータス往年の名車「エスプリ」を意識したMTのシフト・レーバーを採用するなど、過去のモデルへのオマージュも盛り込まれている。

ホールド性と長距離走行での快適性の両立を図ったシートは標準で4ウェイ、オプションで12ウェイの電動調整式。エヴォーラより低い全高でも良好なヘッドルームと乗降性を確保している。収納性も拡充され、シート後方に208リッターの、またエンジン後部にはゴルフ・クラブのセットも収まるという151リッターの荷室を用意。ドリンク・ホルダーやペットボトルが収納できるドア・ポケットなども備えている。

英国へセルのテストコースでワールドプレミアを飾ったエミーラのV6モデルから生産がスタートし、世界的なデリバリー開始は来年春からで、直4モデルは夏以降に登場する予定。日本仕様の生産は来春以降にスタートするようだ。また、本国サイトではすでにコンフィギュアを公開している。6色の外装と7色の内装、5種類のホイールなどの組み合わせをシミュレートしながら、ロータス内燃機関のトリを飾るエミーラの発売を待とうではないか。











文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

 

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