2021.11.16

CARS

ベントレーがベンテイガにハイブリッドを初導入 V8モデルと同じ価格設定

2021年1月に本国で発表されたベントレー・ベンテイガのプラグイン・ハイブリッド・モデル(PHEV)、「ベンテイガ・ハイブリッド」が日本に上陸した。

本国では先代モデルにも用意されていた

ベンテイガのハイブリッド・モデルは先代にも設定されていたが、日本で販売されるのは2代目になったこの現行型が初めてとなる。本国ではすでに4ドア・サルーンのフライングスパーにもプラグイン・ハイブリッドが導入されており、こちらも近いうちに日本にやってくる予定だ。





3.0リッターV6ツインターボにモーターを組み合わせる

パワートレインは340ps/450Nmの3.0リッターV6ツインターボに128ps/350Nmの電気モーターを組み合わせる。システム総合で449ps/700Nmを発生。0-100km/h加速は5.5秒、最高速度は254km/hをマークする。



積極的にモーターでの走行を促進

17.3kWhのリチウムイオン・バッテリーによるEVモードの航続距離は約50km。一般的なユーザーの約半数が1日の移動距離を電力のみでカバーできると、ベントレーは見込んでいる。充電を繰り返し行いつつ800km程度の走行をした際に、その78%をゼロ・エミッション=モーター走行のみでカバーできたというテストデータもあるという。

モーターのみでの走行比率を高くできるのは、モーターで発進し、135km/hまでならモーター走行を維持する設定や、ハイブリッド走行との切り替えポイントをドライバーに伝えるアクセル・ペダル、ナビゲーションの地図データに基づき効率的な運転を行う制御技術、そして高効率なエネルギー回生システムなどが協調することによる結果だ。

もちろん、必要時に備えて蓄電量を維持したり、モーターによるアシストを用いてスポーティな走りを行うなど、エネルギー効率一辺倒ではないモードも設定することで、状況やニーズに沿った使い方が可能になっている。



快適な室内空間は維持

バッテリーが室内に及ぼす影響は最小限で、荷室容量が若干小さくなる以外、ほぼガソリン・モデルと同じ。自慢の広い室内は維持されている。シートレイアウトは5座が標準仕様で、後席中央にセンターコンソールを設置した4座もオプションで選択できる。5座仕様は後席のリクライニング角度を従来モデルの2倍に拡大。4座仕様は後席レッグルームが通常時で30mm、リクライニング時で100mm程度広げられている。インパネはガソリン・モデルと共通だが、メーターパネルの表示内容がハイブリッド専用となる。また、外観はフロント・ドアの下に「Hybrid」のバッジが付く以外、ガソリン・モデルと変わるところはない。

価格はV8モデルと同価格の2269万円。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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