2021.11.17

CARS

欧州のライバルより300万円以上安い 日産アリアのベース・モデルは539万円

2021年6月に予約が開始され、2022年1月からデリバリーが始まる予約注文限定車の「リミテッド」に続き、日産の新しいSUVタイプの電気自動車、「アリア」の通常販売モデル=カタログ・モデルの価格が発表された。

66kWhのバッテリーと前輪駆動の組み合わせ

今回発表されたのは、66kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、前輪駆動を駆動する「B6」。66kWhと91kWhの2種類のバッテリー容量と、前輪駆動と4WDの2タイプの駆動方式を持つアリア・シリーズの中では一番ベーシックなモデルとなる。最高出力218ps(160kW)、最大トルクは300Nmの電気モーターをフロントに搭載し、0-100km/h加速は7.5秒をマークする。

B6の価格は539万円。B6ベースの予約注文限定車の「B6リミテッド」の660万円に対し、装備の違いはあるものの、121万円低い設定となる。発売は3月下旬の予定。





新しいオンライン・サービスが始動

注文はアリア専用サイトで11月末から受け付けを開始。また、これに合わせて「オンラインオーダー」「納車待ちサポートサービス」「ニッサンID」というオンラインでの新サービスも導入される。



購入だけでなく、手続きまでネットでサポート

オンラインオーダーは商談から契約まで、店舗に足を運ぶことなく完結できる、いわゆるオンライン販売で、商談なしでの注文にも対応する。もちろん、オンラインを使わずに従来通り、店舗で購入することも可能だ。

納車待ちサポートサービスは発注後のユーザーが車両を手にするまで支援するもので、必要書類の提出や入金など各種手続きをオンラインで管理するとともに、必要な場合には詳細説明などのサポートをオンラインだけでなくオフラインでも行う。さらに、製造現場の動画といった限定コンテンツなどを視聴することもできる。

ニッサンIDは、日産グループの販売店やサービスごとに登録した会員情報を統合し、ひとつのIDに集約するもの。これにより多くのサービスを利用できるようになるとともに、将来的には、利用状況などに応じて、ユーザーごとに異なる提案をすることなども想定されている。

運用開始時期は、「オンラインオーダー」「ニッサンID」が11月末から、「納車待ちサポートサービス」が2022年1月以降となっている。

車両の電動化だけでなく、販売やサポートにも変革の波が訪れている。オールドタイプなクルマ好きとしては、実車を見ずに購入することに物足りなさを感じるのだが、これも新しい生活様式ということなのかもしれない。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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