2021.11.24

CARS

進化するポルシェ・タイカン シリーズ初の航続距離500km超のGTSがデビュー

ポルシェのスポーツ・セダン・タイプの電気自動車、タイカンに新グレードのGTSが追加された。2020年はコロナ禍により中止になり、2年ぶりの開催となったロサンゼルス・オートショーで公開され、日本での予約受付も開始されている。

立ち位置は4Sとターボの間

「グラン・ツーリスモ・スポーツ」を意味するGTSは、1963年に904カレラGTSで使われて以来、なんらかの特筆すべき性能を持つモデルに与えられることの多い名称。現在は、ボクスターや911といったスポーツカーだけでなく、パナメーラやSUV系のモデルでも展開されている。タイカンでは「4S」と「ターボ」の間に位置づけられるモデルだという。



ダーク・トーンのディテールで精悍さアップ

外観は専用のフロント・エプロンをはじめ、ドア・ミラーの根元やサイド・ウインドウ・トリムなにを黒やダーク系の色使うことで精悍なイメージを強調。室内もまた、ブラックアルマイトのトリムなど暗めのトーンが取り入れられている。



高い出力と長い航続距離を両立

前後に1つずつで2つのモーターを用いたパワートレインの出力は、ローンチ・コントロール使用時の最高出力は598ps。0-100km/h加速は3.7秒以内、最高速度は250km/hをマークする。最高出力と0-100km/h加速タイムもほぼ4Sとターボの間くらい。シャシーでは、標準装備のアダプティブ・エアサスペンションとオプションの後輪操舵ともGTS専用セッティングが施されている。

タイカンGTSでは、航続距離がラインナップの中ではじめて500kmを越え、WLTP値で最大504kmに達しているのもトピック。このGTSはシリーズ最新版のモーターを導入するが、これは今後、他グレードへも展開し、航続距離延長に寄与するとされている。

新たにオプション設定された、サンシャイン・コントロール付パノラミックルーフも注目のアイテム。電気的にクリアとマットを切り替えられる液晶フィルムを用いた光線透過率調整機構付きで、自動車用としては初となる9分割式の個別操作機能を備えている。



新シリーズ、スポーツツアラー登場

ボディは4ドア・クーペの「タイカンGTS」と、シューティングブレークの「タイカンGTSスポーツツーリスモ」の2タイプ。スポーツツーリスモはタイカンの新シリーズで、クロスツアラーからSUVテイストを取り除いたスポーツ・タイプのシューティングブレークとなる。

日本仕様は4ドア・クーペのタイカンGTSの右ハンドル仕様のみとなる。価格は1807万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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