2021.11.27

CARS

「可愛い」から「精悍」へと変身 シトロエンC3エアクロスSUVがマイナーチェンジで生まれ変わった

シトロエンが新型C3エアクロスSUVの日本市場での販売を開始した。2017年の登場以来、初のマイナーチェンジで、外観を大幅に刷新した改良モデルだ。

切れ長デザインのライトを採用

大きく変わったのはフロントまわり。最近のシトロエンの特徴であるどっちがヘッドライトなのか分かり難いヘッドライト風のデイタイム・ライトの下に本当のヘッドライトを組み合わせた2段式ライト・デザインは踏襲しつつ、2016年に発表したシトロエンのコンセプト・カー、「Cエクスペリエンス・コンセプト」に着想を得て、2021年初頭に日本上陸した新型C3で導入された新たな手法を採用。従来モデルのファニーで可愛らしい顔付きから一転、シャープで精悍なイメージへと生まれ変わった。





グリルやバンパーもシャープな意匠に

グリルは縦方向のラインが強調されて存在感がアップ。形状変更されたスキッドプレート風のバンパー下部と相まって、SUVらしい力強さを演出している。ボディ・サイドではクオーター・ウインドウの装飾を従来のブラインド風よりシンプルなビジュアルに変更した。



クッションの厚い快適シートを採用

インテリアでは、C5エアクロスSUVやC3に装備されたアドバンスト・コンフォート・シートの採用がトピック。生地裏に特別なフォームを備えることで身体との当たりを最適化しているのが大きな特徴で、そのフォームの厚みは従来のC3エアクロスSUV用の2mmから15mmへ7倍以上も拡大し、微振動の吸収性能が高められている。ショルダー部分にはベージュのアクセントと、シトロエンのエンブレムであるダブル・シェブロンを思わせる白いステッチが入れられた。

ダッシュボードには前面にシートと同じ霜降りグレーのファブリック張りを採用。センターコンソールはクロームの装飾が加わり、パーキングブレーキ・レバーの形状を変更することで生まれたスペースにはカップホルダーをふたつ新設した。



1.2リッター・ターボはさらに力強く

エンジンは1.2リッター直3ターボを引き続き搭載するが、出力は20ps/25Nmの向上が図られ、130ps/230Nmを発生する。ラインナップは「シャイン」のみのモノ・グレード展開だが、標準仕様の1インチ・アップとなる17インチ・タイヤや悪路走破性を高める走行モード切り替え装置の「グリップコントロール」、パノラミックサンルーフなどをセットにしたパッケージ・オプション装着車も設定する。

ボディ・カラーは新色3色を含む全5色。価格はシャインが293.5万円、シャイン・パッケージが318万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement